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バーモント州と、バーモント州の大学を知ろう


バーモント州は西にニューヨーク州、東にニューハンプシャー州、南にマサチューセッツ州、そして北はカナダに接する、ニューイングランド地方の小さな内陸の州です。逆三角形のような細長い形をしたバーモント州は、地図上ではニューヨーク州とニューハンプシャー州に挟まれて窮屈そうにしているようにも見えます。

バーモントと聞いて、「バーモントカレー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? これはもともとは、バーモント州のりんご酢とはちみつを使った民間療法に由来するものらしいですよ。

バーモント州は小さな州(50州のうち45番目の大きさ)で、大学の数もそれほど多くありませんが、それでも良質の大学が多く、教育レベルの高い州です。詳しく見てみましょう。


バーモント州

もくじ

1.バーモント州とは
 1-1.バーモント州の成り立ち
 1-2.バーモント州の魅力
 1-3.大都市へのアクセスが便利

2.バーモント州と日本のつながり

3.バーモント州の大学について
 3-1.バーモント大学
 3-2.ミドルベリー・カレッジ
 3-3.ベニントン・カレッジ



1.バーモント州とは




1-1.バーモント州の成り立ち


バーモント州の豊かな緑

バーモント州の豊かな緑



1791年に14番目の州としてアメリカ合衆国に加わったバーモント州ですが、人口は50州中49位とワイオミング州の次に少ない州です

もともとは他の州と同様に、先住民族(ネイティブアメリカン)が長い間住んでいましたが、フランス人の探検家サミュエル・ド・シャプランが湖(現在のシャプレーン湖)を発見し、1666年にフランス人が湖上の島に住み着いたのがバーモント州の開拓のきっかけだといわれています。

州名はフランス語で「緑の山」という意味で、愛称はGreen Mountain State。その名の通り州の多くは、山岳と森林が占め、緑豊かな自然が美しい州です。とくに紅葉の美しさは全米でも有名です。

1777年、バーモントは独立を宣言し、14年にわたってバーモント共和国として成り立っていました。アメリカ合衆国に州として加盟する前に独立国家になったのはテキサス州、カリフォルニア州、ハワイ州とバーモント州の4州のみです。




1-2.バーモント州の魅力


冬のバーモント州

冬のバーモント州



州で最も大きな都市バーリントンでもその人口は5万人に満たず、州都のモントピリアに至っては約8,000人に過ぎません。これは全米50州の州都で最も少ない人口です。またモントピリアは全米で唯一、マクドナルドが存在しない州都でもあります。

「人よりも牛のほうが多い」といわれるほどで、田舎好きにはたまらない州です。州民のほとんどは白人で、日本人はもちろんアジア人も少ないです。英語を話す機会は大学だけでなくそこら中にあり、英語をみっちり学びたい人にはおすすめです。治安のよさも全米トップレベルですので、安心して留学生活を送れます。

自然が豊富なバーモント州は、観光産業が主要な産業となっています。冬は寒く、夏は暑く、四季がはっきりとしているバーモント州では、年間を通してアウトドアアクティビティが楽しめます

冬はスキー、スノーモービル、夏は湖での海水浴、キャンプなどが楽しめるほか、サイクリング、釣り、狩猟、ゴルフ、温泉、りんご狩り、マーシュ・ビリングス・ロックフェラー国立歴史公園などが人気です。

スノーボードはこの州で生まれたといわれており、アメリカ東部ではバーモント州はウィンタースポーツのメッカといわれています。バーモント州に別荘を持っている人もたくさんいます。

ほかにもバーモント州は農業(酪農品、メイプルシロップなど)が盛んですが、近年は家具やコンピュータ関連産業などが発展しています。メイプルシロップの生産量は、いまでも全米50州のうちのナンバー1です。




1-3.大都市へのアクセスが便利


カナダのモントリオール

カナダのモントリオール



バーモント州は大都市に囲まれていることもあり、大学の休暇を利用したプチ旅行にも適しています。

一番近いのはカナダのケベック州の最大の都市、モントリオールです。フランス語と英語が入り混じったこの市はバーリントン市から車で2時間弱、北上するとたどり着きます。

マサチューセッツ州の最大都市、ボストンは南に3,4時間ほど車で下った距離にあります。マンハッタンまでは車で5時間ほどです。ボストンやマンハッタンとは州間高速道路でつながっています。バーモント州を訪れる多くの観光客はこれらの都市圏からやってきます。




2.バーモント州と日本のつながり



バーモント州は日本との関係が深い州でもあります。

岩手県の花巻市が、人口規模や地形が似ていることを理由に、バーモント州のラットランド市と、1986年から姉妹都市提携を結んでいます。

また鳥取県がバーモント州と姉妹組織提携をしており、文化交流や学生の交流がほぼ毎年行われています。

2013年の時点で30社以上の日本企業がバーモント州に進出しており、この州に進出している国の中で第2位となっています。日系企業によるバーモント州民の雇用も多く、日本はバーモント州の貿易相手国としても重要な役割を占めています。

2014年の時点でバーモント州にいる日本人は500人ほどといわれています。州最大の都市、バーリントンにはバーモント日米協会もあり、日本の文化などを紹介しています。

名門リベラルアーツ・カレッジのミドルベリー・カレッジなどでは日本語講座も行っているほか、バーモント州最大の州立大学、バーモント大学では日本語学を学ぶこともできます。




3.バーモント州の大学について



それではバーモント州の代表的な大学を紹介しましょう。




3-1.バーモント大学


バーモント大学

バーモント大学



バーモント州の、州立大学の代表格がバーモント大学(University of Vermont)です。1791年、バーモント州がアメリカ合衆国に加盟した年に設立されたバーモント大学には、教育学、ビジネス、工学部などの人気の学部から動物学、環境学、アジア文化学、日本語などユニークなプログラムが豊富にそろっています。

自然に囲まれたこの大学は、スキーシューズやキャンプ用品の貸し出しを行っていて、アウトドアアクティビティがとても盛んです。キャンパスの美しさでも定評があります。環境保護への意識も高く、リサイクル活動がよく行われていて、環境学のプログラムもよく知られています。




3-2.ミドルベリー・カレッジ


ミドルベリー・カレッジ

ミドルベリー・カレッジ



リベラルアーツ・カレッジに目を向けると、まずこの州を代表するのがミドルベリー・カレッジ(Middlebury College)です。全米的な評価もとても高く、そのアカデミック・レベルはハーバードなどアイビーリーグにも劣りません

国際性に力を入れていて、外国語のプログラムも充実しています。環境意識の高さも特筆されます。経済学、政治学、環境学などが人気の専攻です。

小さな大学らしく、キャンパスの雰囲気はオープンでフレンドリー。学生のほとんどがキャンパス内の寮に住んでいます。勉強の合間に、学生たちはのびのびと自然を満喫しています。緑豊かな美しいキャンパスからは30分でスキー場に行けますので、ウィンタースポーツが好きな人にはとくにおすすめです。




3-3.ベニントン・カレッジ



ベニントン・カレッジ(Bennington College)もまた、全米的に有名なすぐれたリベラルアーツ・カレッジです。

ほぼ100%の学生が寮に暮らし、フレンドリーで親密なキャンパスづくりをしています。授業はディスカッションが中心で、いわゆる一般教養の必須は定めていません。自由で、自主的な学びの姿勢を尊重しています。学生と教授がファーストネームで呼び合うのが当たり前で、いかにも小規模大学らしい、温かな人間関係が築かれています。



バーモント州にはほかにも、ノーザン・バーモント大学ジョンソン校(Northern Vermont University, Johnson)キャッスルトン大学(Castleton University)など、小規模の州立大学があります。これらの州立大学は、大都市の州立大学と比べると授業料が安く、留学費用をおさえたい人にはおすすめです。

田舎好き
英語をしっかり学びたい
生活コストをおさえたい
アウトドアが好き
ウィンタースポーツが好き
という人には、バーモント州は留学先として魅力たっぷりです




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