アメリカ留学 全米50州ガイド
ノースダコタ州とその大学の魅力

ノースダコタ州と聞いてみなさんはどんなイメージを抱くでしょうか? 聞いたことがあるけれど、よく知らないという人も多いのではないでしょうか。

ノースダコタ州
ノースダコタ州の位置

ノースダコタ州は、一般には、アメリカで最も田舎の州、あるいはネイティブ・アメリカンの文化を大切にする州として、アメリカでは親しまれています。

このページでは、そんなノースダコタ州と、ノースダコタ州の大学について紹介します。アメリカの「ザ・田舎」に留学してみたい! という人はぜひ参考にしてください!



1.ノースダコタ州とは

まずはノースダコタとはどんな州なのか、その地理から見てみましょう。


1-1.ノースダコタ州の地理

ノースダコタ州の地理

ノースダコタ州の地理

ノースダコタ州は、都市からも海からも隔たれた、地平線が見渡せる大平原(The Great Plains)にある州です。森林はほとんどありません。冬はとても寒くなります。

北はカナダ、東はミネソタ州、西にモンタナ州、南をサウスダコタ州に接しています。きれいな長方形のかたちをした州です。アメリカで唯一、地震のない州でもあります。

州のニックネームはPeace Garden State(平和の庭園)です。これはカナダとの国境をまたぐInternational Peace Gardenという公園に由来します。この公園のほぼ中央部に国境線があって、ここには国境を監視する人がいません。カナダとの友好的な関係を象徴する、まさに平和の公園なのです。

International Peace GardenにあるPeace Tower

International Peace GardenにあるPeace Tower

ノースダコタ州の面積は全米で19位ですが、人口は48位、数でいうと70万人弱に過ぎません。ノースダコタ州がいかに「田舎の州」かがうかがえます。州の土地の9割が農地だといわれています。ひまわりの栽培は全米トップです。

人種構成を見ると、白人の比率がとても高く、マイノリティ(非・白人)のうち最も多いのはネイティブ・アメリカン、というのもユニークな特徴です。ネイティブ・アメリカンを対象としたコミュニティ・カレッジ(二年制の公立大学)もいくつかあります。敬虔なクリスチャンがとても多い州でもあります。

1-2.ノースダコタ州の成り立ち

ノースダコタ州の成り立ち

ノースダコタ州の成り立ち

ノースダコタ州には、もともとネイティブ・アメリカンまたはインディアンと呼ばれる先住民族が住んでいましたが、他の州と同様にヨーロッパからの探検隊などに発見され、開拓されていきます。州の名前も先住民族のダコタ族に由来しています。1889年に39番目の州としてアメリカ合衆国に加わりました。

小麦などの農業が盛んで、外部から人が入ってくることは多くありませんが、アメリカ空軍の基地が建設されたこと、石油が発掘されたことなどから、1900年代後半までに経済が活発化していきました。

現在は小麦の生産は全米でトップクラス、シェールオイルの生産量ではテキサス州に次いで2位となっています。1人あたりの所得も全米で17位に入っていて、失業率もきわめて低く、経済は潤っています。

ノースダコタ州の農地

ノースダコタ州の農地

訪問者がとても少ない州といわれ、観光業はあまり目立ちませんが、3番目の主要産業としてノースダコタ州の経済を支えています。セオドア・ルーズベルト国立公園や、ハイキングやサイクリング、ゴルフ、カヌー、カヤック、バードウォッチング、アイススケートなどのアウトドア・アクティビティを楽しむために、たくさんの観光客が訪れています。


2.ノースダコタ州の都市

ラグビーにある「北米の中心点」

ラグビーにある「北米の中心点」

ノースダコタ州の州都は、州のど真ん中にあるビスマークですが、州最大の都市は、州東部にあるファーゴです。自動車産業で発達した街で、およそ12万人の人が住んでいます。

またラグビーという小さな町は、地理のうえでは「北米の中心点」ともいわれ、そのモニュメントも建っています。



3.ノースダコタ州の大学について

ノースダコタ州は面積の割に人口が少なく、また他州からの訪問者も少ないので、大学の数も多くはありません。ここでは州立の2つの大学を紹介しましょう。


3-1.ノースダコタ州立大学

ノースダコタ州立大学

ノースダコタ州立大学

ノースダコタ州立大学(North Dakota State University)は、ノースダコタ州を代表する州立総合大学です。

州最大の都市ファーゴにキャンパスをかまえる研究型の大学で、100以上ある専攻課程の中では、ビジネス、健康科学、工学などが人気です。

また州の基幹産業である農業に関するプログラムが豊富で、農業ビジネス学、農業バイオテクノロジー工学、農業経済学、農業教育学など、さまざまな分野を学べます。羊の研究施設も有名です。スポーツの強豪校としても知られています。


3-2.ノースダコタ大学

ノースダコタ大学(University of North Dakota)https://www.ryugaku.ne.jp/search/data?scid=1100460もまた、州を代表する州立の研究型総合大学です。グランドフォークスという小さな町に広大なキャンパスをかまえています。

航空学がよく知られていて、全米屈指のパイロット養成学校として国内外で有名です。ドローンなどの研究も盛んに行われています。工学系の専攻は、全般的に充実しています。メディカルスクール(医科大学院)も高い評価を得ています。心理学、看護学、コミュニケーションなどが人気の専攻分野です。

学生の大半はノースダコタ州とミネソタ州の出身ですが、航空学を学ぶために世界から学生が集まるので、それなりの多様性が保たれています。


4.ノースダコタ州に留学するメリット

以上、紹介した2大学はいずれも規模の大きな大学ですが、ノースダコタ州にはこれらのほかにも小さな州立大学がいくつかあります。これらの大学に共通しているのは、学費が比較的安いこと。留学生を含む州外出身の学生に対しても、かなりリーズナブルな学費を設定しています。これは留学生にとっての大きなメリットになるでしょう。

そしてノースダコタ州では、日本人を見かけることがほぼありません。「英語漬け」の留学生活を送ることができます。また田舎生活を満喫できますので、都会よりも田舎が好き、という人にも向いているでしょう。

とはいえ大学の数は少なく、よりどりみどり、というわけにはいきません。ほかのいろいろな州もあわせて見ながら、留学先を検討してみてください!


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