アメリカ留学 全米50州ガイド
ネブラスカ州とその大学の魅力

ネブラスカ州って聞いたことがありますか? カリフォルニア州やニューヨーク州、ハワイ州に比べると、知名度の低い州ではないでしょうか。

ネブラスカ州
ネブラスカ州の位置

このページでは、あまり知られていないネブラスカ州と、ネブラスカ州の大学について紹介します。じつはそれなりに魅力ある州です。ぜひ参考にしてください!



1.ネブラスカ州とは

まずはネブラスカ州とはどんな州なのか、その地理から見ていきましょう。


1-1.ネブラスカ州の地理

ネブラスカ州の風景

ネブラスカ州の風景

ネブラスカ州はアメリカ合衆国のほぼ真ん中に位置している、牛のような形をした州です。北はサウスダコタ州、東はアイオワ州とミズーリ州、南はカンザス州、そして西はコロラド州とワイオミング州に接していて、海には面していません。かつて、東部から開拓のためにやってきた人たちにとってネブラスカ州は西部の玄関口でもありました。

面積は北海道の2倍強で、人口は200万人ほど。日本の栃木県や群馬県の人口と同じくらいです。つまり、1人当たりの面積がとても広い州です。その人口の多くが州都のリンカーンや最大都市オマハなどいくつかの都市に密集しているため、それ以外は小さな田舎町となっています。現在、それらの町や村では過疎化が進んでいます。「人口が5人の村」なんていうのもあります。


1-2.ネブラスカ州の気候

ネブラスカ州の自然

ネブラスカ州の自然

ネブラスカ州は、夏はとても暑く、冬はとても寒いです。夏は摂氏30度くらいになり、日の出は午前6時頃に、日の入りは午後9時くらいです。

雨は1年を通してあまり降らないので、夏の暑い時期もカラッとしていて、過ごしやすいといえます。

一方、冬は摂氏-10~20度くらいになって雪も降ります。真冬に外を歩くと、寒いと感じるよりも顔や耳が痛い! と感じます。公園にある池は冬には凍るので、池の上を歩いたり、池に穴を掘って魚釣りをしたりもできます。

日本のように四季があり、春は花々が咲き、うさぎやりすが大学キャンパスでも走り回ります。秋は日本と同じように紅葉がとてもきれいです。

また、春や夏には竜巻や雷雨が発生しやすく、停電にみまわれることもあります。

ネブラスカ州はタイムゾーンが2つあるというめずらしい州です。州東部と西部では時刻が1時間異なります。


1-3.ネブラスカ州の農業と畜産

ネブラスカ州の農場

ネブラスカ州の農場

ネブラスカ州は農業・畜産で有名な州です。

牛や豚、とうもろこしや大豆の生産はアメリカでトップレベル。世界中にそれらを輸出しています。土地の多くがとうもろこし畑や大豆畑、牧場です。

春から夏にかけて、とうもろこしや大豆がぐんぐんと成長し、秋の収穫時には黄金色のとうもろこしや緑色の大豆が土地いっぱいに広がり、なかなかの壮観です。

「人口より牛の数のほうが多い」ともいわれるネブラスカ州は、Beef StateとかCornhusker State(とうもろこしを収穫する人の州)などと呼ばれることもあります。


1-4.ネブラスカ州の自然

Scotts Bluff National Monument

Scotts Bluff National Monument

ネブラスカ州といえば、雄大で美しい自然が有名です。

州内のいたるところに州立公園や森林、湖が広がり、野生の動物たちが生息しています。ハイキングやトレッキング、キャンプ、カヤックなどを楽しむために他の州から多くの人々が訪れています。

Scotts Bluff National Monumentの頂上からは、雄大な自然をぐるっと360度、見渡すことができ、人気の観光スポットになっています。



1-5.ネブラスカ州の観光スポット

Chimney Rock National Historic Site

Chimney Rock National Historic Site

観光スポットといえば、オマハにあるヘンリー・ドーリー動物園も有名です。

ここはとにかく広い! まる1日かけても回れません。とくに砂漠地帯に住む動物や昆虫、野鳥などの展示が有名です。アメリカ国内でもトップを争うほどの有名な動物園で、ネブラスカ州の人々は「世界一の動物園だ!」と、みんな自慢げに言っています。

また、Chimney Rock National Historic SiteやScotts Bluff National Monumentのようなネイティブ・アメリカン(アメリカの先住民)が開拓した、歴史的な場所もおすすめです。

これらの観光名所のほかにも、州都リンカーンや州最大の都市オマハのダウンタウンを散策するのもおすすめです!


2.ネブラスカ州の治安のよさ

のどかなネブラスカ州

のどかなネブラスカ州

ネブラスカ州はとても治安のよい州です。

犯罪率も全米の他の州と比較すると低く、大学キャンパスはさらに安全で、勉強に集中できます。何か困ったことがあれば周りの人たちが親切に助けてくれます。

このような治安のよさは、留学する人にとっては大きな魅力になりますね。


3.ネブラスカ州の大学について

それでは、ネブラスカ州を代表する大学をいくつか紹介しましょう。


3-1.ネブラスカ大学リンカーン校

ネブラスカ大学リンカーン校

ネブラスカ大学リンカーン校

ネブラスカ州の州都リンカーンにキャンパスをかまえるのがネブラスカ大学リンカーン校(University of Nebraska, Lincoln)です。

州を代表する州立総合大学で、「ネブラスカ大学システム」の本校でもあります。約2万人の学生をかかえる研究型の大学です。リンカーンはこの大学の存在によって、全米有数のカレッジタウンとなっています。

150ほどある専攻分野のうち、ビジネス、工学、農学などの分野に人気があります。健康科学の分野も定評があります。リンカーンでのインターンシップの機会も豊富にあり、大学と街とのつながりがとても強くなっています。留学プログラムも人気です。

ネブラスカ州にはプロスポーツはありませんが、その代わりに大学スポーツが非常にポピュラーです。この大学もスポーツの強豪として名高く、試合には州民がこぞって応援にかけつけます。


3-2.クレイトン大学

クレイトン大学

クレイトン大学

クレイトン大学(Creighton University)は、ネブラスカ州を代表する私立大学です。

カトリック系の中規模大学で、州最大の都市オマハにキャンパスをかまえています。カトリックの精神は、ボランティア活動がとても盛んなことにあらわれています。

50ほどの専攻分野の中では、ビジネス、健康科学、心理学などが人気です。とくに健康科学のカリキュラムに定評があり、メディカルスクール(医科大学院)に進む卒業生も少なくありません。オマハでのインターンシップの機会も充実しています。学生が主体的に取り組むリサーチも盛んです。

ネブラスカ大学と同じくスポーツの強豪校で、州民の応援を集めています。


3-3.ヘイスティングス・カレッジ

ヘイスティングス・カレッジ

ヘイスティングス・カレッジ

ヘイスティングス・カレッジ(Hastings College)は、州南部にある小規模のリベラルアーツ・カレッジです。

一般教養の課程が充実していて、いかにもリベラルアーツ・カレッジらしく、学生たちは幅広い教養を身につけます。教授たちも指導熱心でフレンドリーです。

ビジネス、社会科学、教育学などが人気の専攻分野で、アート系の専攻もなかなかの人気を誇っています。

学生は土地柄、白人が大半を占めますが、大学としては多様化に前向きに取り組んでいて、留学生を含むマイノリティの受け入れに積極的です。


以上、ネブラスカ州とネブラスカ州の大学をご紹介しました。みなさん、ネブラスカ州について少しは理解してもらえたでしょうか? ここでは書ききれないほどの魅力がネブラスカ州にはまだまだあるので、ぜひ1度、ネブラスカ州を訪れてみてください!

» 「アメリカ大学ランキング」でネブラスカ州の大学をチェック!



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