ノースカロライナ州と、ノースカロライナ州の大学を知ろう


ノースカロライナ州は、アメリカ東海岸のほぼ真ん中、ニューヨーク州とフロリダ州の中間に位置しています。

面積は日本の本州の6割ほどで、州の東は大西洋に面し、北はバージニア州、西はテネシー州、南はジョージア州とサウスカロライナ州と接する「南部」の州です。

日本人にはあまりなじみがない州ですが、人口は1,000万人余りで、全米50州の中では9番目に多く、イギリスから最初に独立した13州のうちの1つです。アメリカ南部の中では最も進歩的な州ともいわれます。

そんなノースカロライナ州にはどんな大学があるのでしょうか? 詳しく解説しましょう。


ノースカロライナ州

もくじ

1.ノースカロライナ州とは
 1-1.アウターバンクス
 1-2.冬はスキーも楽しめる州西部
 1-3.リサーチ・トライアングル

2.ノースカロライナ州の主要都市
 2-1.シャーロット
 2-2.アッシュビル

3.ノースカロライナ州に留学するメリット
 3-1.質の高い大学が多い
 3-2.インターンシップの機会が豊富
 3-3.スポーツ好き、映画好きの人にもオススメ

4.ノースカロライナ州の大学について
 4-1.デューク大学
 4-2.ノースカロライナ大学チャペルヒル校
 4-3.ノースカロライナ州立大学ローリー校
 4-4.デビッドソン・カレッジ
 4-5.ウェイクフォレスト大学


1.ノースカロライナ州とは


まずはノースカロライナ州について、その地理から見ていきましょう。




1-1.アウターバンクス


アウターバンクス

アウターバンクス



ノースカロライナ州は、東西が長く、大西洋に面する海岸側と西部の山脈地帯の標高差が大きいため、同じ州内でも地域によって気候や特色が違います。

地図で見るとわかりますが、州の北東部、大西洋に面した地域には、大陸から少し離れた場所に南北に伸びる細い陸地があります。アウターバンクスと呼ばれる砂地でできた島々です。

のどかで美しい砂浜が続くアウターバンクスは、国立公園として保護地区に指定されている地域もあり、海水浴や釣り、セーリングやサーフィンなどが人気です。

ここは、ノースカロライナ州出身のライト兄弟が1903年に人類初の動力飛行に成功した場所としても有名です。そのため、ノースカロライナ州の車のナンバープレートにはFirst in Flightと記されていて、ノースカロライナの誇りです。

この大西洋に面した地域は、大西洋気候の影響を受け、冬は温暖で夏の暑さはそれほど厳しくありません。




1-2.冬はスキーも楽しめる州西部


グレート・スモーキー・マウンテン国立公園

グレート・スモーキー・マウンテン国立公園



一方、テネシー州に接する州西部は、冬にスキーも楽しめる山脈地域で、州内でもっとも寒い地域です。

北米最古の山といわれるアパラチア山脈が走り、アメリカ東部で最高峰のミッチェル山があります(標高2,037メートル)。グレート・スモーキー・マウンテン国立公園をはじめとする国立森林公園があり、野生動物やめずらしい植物も多く、その豊かな自然を求めて全米から人が集まります。アメリカ屈指の紅葉風景やハイキングのメッカとしても人気です。




1-3.リサーチ・トライアングル


ローリーのダウンタウン

ローリーのダウンタウン



そして、海岸部と山脈部の間に位置するのがピードモント台地という州の中央部です。

州都のローリーや、人口最大都市のシャーロット、タバコ産業で有名なウィンストン・セーラムなどの都市があるのはこの地域です。夏は暑く、冬は寒い、東京と似たような気候です。

この地域には、全米屈指の名門大学であるデューク大学やノースカロライナ大学チャペルヒル校があります。

州都ローリーと、隣接する大学都市ダーラム、チェペルヒルを結ぶ三角地帯は、「リサーチ・トライアングル・パーク」と呼ばれ、全米最大級の産学連携のハイテク産業拠点として発展し、5万人が働く州内で最も活気にあふれた場所です。

現在、このリサーチ・トライアングルにはIBMが世界最大級の拠点を置いているほか、全米最大手のコンピュータ通信機器メーカー、シスコシステムズや、英系大手製薬会社のグラクソスミスクライン、住友電工、エーザイなど、数多くのハイテク企業や医薬系の研究所などが集まっています。

全米や世界各地から研究者が集まってくるリサーチ・トライアングルは、アメリカ国内でも大学院を卒業した高学歴者が多く住む地域としても有名です。




2.ノースカロライナ州の主要都市



次に、ノースカロライナ州を代表する都市を紹介しましょう。




2-1.シャーロット


シャーロット

シャーロット



リサーチ・トライアングルがある州都ローリー郊外から、車で南西に2時間半ほど走ると、ノースカロライナ州最大の都市、シャーロットがあります。

大手航空会社のハブ空港であるシャーロット・ダグラス空港という国際空港があり、日本からの直行便こそありませんが、ワシントンDCやシカゴ、ダラス、アトランタなどの主要都市に1、2時間でアクセスできるため、「南部の玄関口」とも呼ばれています。

シャーロットは、ニューヨーク市とサンフランシスコに次ぐ金融都市としても知られ、アメリカ大手銀行のバンク・オブ・アメリカの本社があります。また、スーパーボール進出経験もあるアメリカン・フットボールのチーム、カロライナ・パンサーズの本拠地があり、全米No.1のモータースポーツNASCARの聖地としても知られるスポーツが盛んな街です。




2-2.アッシュビル


アッシュビル

アッシュビル



州西部の最大都市、アッシュビルは元々避暑地として有名でしたが、歴史、文化、自然がうまく融合した街で、近年は多くのアーティストが移り住むことでも知られています。

アッシュビルは、「アメリカで最もハッピーな小都市」「ロマンティックな場所」などのランキングで注目される街です。また、この地域はクリスマスツリーの一大産地で、冬になるとホワイトハウスに飾られるクリスマスツリーにはノースカロライナ産の木が何度も選ばれています。




3.ノースカロライナ州に留学するメリット



ノースカロライナ州で学ぶメリットはたくさんあります。その理由をいくつか紹介しましょう。




3-1.質の高い大学が多い



後ほど紹介しますが、ノースカロライナ州には、デューク大学やノースカロライナ大学チャペルヒル校など、全米だけでなく世界的にも高く評価されている大学があります。

また、日本ではあまり知名度が高くない大学(デビッドソン・カレッジ、ウェイクフォレスト大学、ノースカロライナ州立大学ローリー校、セーラム・カレッジ、ハイポイント大学など)も、全米ランキングやアメリカ南部の大学ランキングでつねにランクインされる良質の大学です。

このような大学を卒業した学生は、地元のリサーチ・トライアングルや金融機関ほか、全米各地で活躍しています。




3-2.インターンシップの機会が豊富



ノースカロライナ州には、シリコンバレーと並ぶ世界有数のハイテク産業拠点の「リサーチ・トライアングル・パーク」があることも、学生にとっては大きな魅力です。

州都ローリーやダーラム、チェペルヒル周辺の大学には、大小250以上あるリサーチ・トライアングル内の民間企業や公的機関の研究施設でインターンする学生も多くいます。




3-3.スポーツ好き、映画好きの人にもオススメ



ノースカロライナ州は、スポーツ好きな人や、映画好きな人にも留学先としておすすめです。

アメリカン・フットボールやバスケットボールのプロチームがあり、大学レベルでも強豪校がひしめいています。

大学スポーツは、学生だけでなく地元住民にも熱狂的なファンが多く、熱気のこもったスタジアムでのスポーツ観戦は、それ自体が貴重な異文化体験になるでしょう。

またノースカロライナ州は、カリフォルニア州に次いで映画産業が盛んな州で、州内各地に映画撮影所があります。近年では、大ヒット作のスーパーヒーロー映画「アイアンマン3」の撮影が行われました。ほかにも数多くの映画やテレビドラマの撮影舞台となっています。




4.ノースカロライナ州の大学について



では、ノースカロライナ州を代表する大学をいくつか紹介しましょう。




4-1.デューク大学


デューク大学

デューク大学



州都ローリー郊外のダーラムにあるデューク大学(Duke University)は、1838年に創立された南部随一の名門私立総合大学です。

「ヒドゥン・アイビー(Hidden Ivy)」と呼ばれるアイビーリーグに匹敵する超名門校で、全米・世界の大学ランキングでもつねに上位にランクインしています。

アイビーリーグ並みの難関校ですが、それなりに規模の大きな大学としては、学生1人ひとりへの指導がきめ細かく、それが学生たちの大学への満足度を大きく高めています。また、学生の約半数が卒業までに海外留学経験を積むなど、世界で活躍できる人材を育てることを理念の1つとして掲げています。

デューク大学は、勉学だけでなく、スポーツでも高い評価を得ていて、とくに男子バスケットボール・チームは強豪として全米で有名です。デューク大学のファンは、ホームアリーナの「キャメロン・インドア・スタジアム」の名前から、キャメロン・クレイジーズ(Cameron Crazies)というニックネームがつくほど熱狂的で、その熱狂ぶりには普通のアメリカ人も驚くようです。

卒業生には、数々のノーベル賞受賞者をはじめ、ビル・ゲイツの妻であり、実業家・慈善家としても有名なビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長のメリンダ・ゲイツや、アメリカ合衆国第37代大統領リチャード・ニクソンなどがいます。




4-2.ノースカロライナ大学チャペルヒル校


ノースカロライナ大学チャペルヒル校

ノースカロライナ大学チャペルヒル校



ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina, Chapel Hill、通称UNC)は、1789年に創立されたアメリカ最古の州立大学です。アイビーリーグに比肩する指折りの名門校で、パブリックアイビー(名門州立大学の総称)の1校です。

現在は、大学・大学院で約3万人の学生が学び、隣接するダーラムのデューク大学、近隣の州都ローリーにあるノースカロライナ州立大学と合わせ、ハイテク産業拠点「リサーチ・トライアングル・パーク」を牽引しています。

このような名門校から優秀な人材を確保できることは、地元に拠点を置く企業としても大きな魅力で、リサーチ・トライアングルが世界有数のハイテク産業拠点として発展してきた大きな要因だといわれています。

UNCは、スポーツ強豪校としても有名です。デューク大学と同様、とくに男子バスケットボールの名門として知られ、伝説的なバスケットボール選手、マイケル・ジョーダンの母校でもあります。ノースカロライナでは、晴れ渡った日の青空を「カロライナ・ブルー」と呼び、UNCのスクールカラーでもあります。




4-3.ノースカロライナ州立大学ローリー校


ノースカロライナ州立大学ローリー校

ノースカロライナ州立大学ローリー校



ノースカロライナ州立大学ローリー校(North Carolina State University、通称NCSU)は、1887年に創立された州都ローリーにある州立大学です。州最大規模の大学で、とくに工学やサイエンス、テクノロジーの分野が強いことで知られている研究大学です。世界中で約2,000件の特許を保有し、連邦政府や産業界からの補助金は全米トップレベルで、大学の研究事業が地元経済にも多く貢献しています。

広大なキャンパスにはバスが走り、100以上の専攻や900以上のクラブ・学生組織があるのは、大規模大学ならではです。また、学内にはロボット技術によって管理されている世界的にも類を見ない次世代型最新鋭の図書館があることでも有名です。




4-4.デビッドソン・カレッジ


デビッドソン・カレッジ

デビッドソン・カレッジ



シャーロット郊外には、南部屈指の名門リベラルアーツ・カレッジ、デビッドソン・カレッジ(Davidson College)があります。南部ではバージニア州のワシントン&リー大学と共に、全米10位内にランクインする名門校です。

「ヒドゥン・アイビー」とも呼ばれ、そのレベルはハーバードなどアイビーリーグに劣りません。7割以上の学生が在学中に海外留学し、アメリカではスーパーエリートの証であるローズスカラー(ローズ奨学生)を多数輩出している名門校です。

またデビッドソン・カレッジは、アカデミックなレベルが高いだけでなく、スポーツが強いことでも知られています。アメリカのプロバスケットボール・リーグ、NBAのスーパースターのステファン・カリーの母校でもあります。




4-5.ウェイクフォレスト大学


ウェイクフォレスト大学

ウェイクフォレスト大学



タバコ産業やドーナッツのクリスピークリームの発祥地として有名なウェンストン・セーラムにあるのは、1834年創立の私立の総合大学、ウェイクフォレスト大学(Wake Forest University)です。

南部屈指の名門大学で、勤勉な学生が多いため、大学名をもじった“Work Forest”(勤勉の森)というニックネームがついています。

メディカルスクール(医科大学院)やロースクール(法科大学院)もあり、近年ではウェイクフォレストの再生医療研究チームが、人体パーツが成形できる3Dプリンターで骨や筋肉の組織を作り、マウスに移植することに成功したニュースが話題になりました。

南部らしいホスピタリティを大切にする学風で、留学生でも溶け込みやすいキャンパズづくりがされています。インターンシップの機会も豊富にあります。




このほかにも、ノースカロライナ州には、黒人への大学教育を目的に設立されたHistorically Black Colleges and Universities(通称HBCU)や、全米や南部地域で高く評価されている中規模・小規模大学が数多くあります。熱心なキリスト教徒が多く、キリスト教的精神に基づいて創立された宗教系大学が多いのも特徴です。

また
ウォーレン・ウィルソン・カレッジ(Warren Wilson College)
メソジスト大学(Methodist University)
ギルフォード・カレッジ(Guilford College)
といった良質なリベラルアーツ・カレッジがいくつもある州です。

ノースカロライナ州は、日本人がだれでも知っているような知名度の高い大都市がなく、留学先としてイメージがしにくいかもしれません。でも、それがメリットにもなります。日本人留学生が比較的少ないため、アメリカ人を含め外国人の友だちをつくりやすいというメリットです。英語力を鍛えつつ、勉強に打ち込むにはとても適した環境です。

保守的なイメージが強い南部の中でもノースカロライナはリベラルな人が多く、教育レベルも高いので、留学生もなじみやすい環境が整っています。

留学先として、ぜひノースカロライナ州を検討してみてください!




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