ウェストバージニア州と、ウェストバージニア州の大学を知ろう


ウェストバージニア州は、アメリカ東部、首都ワシントンDCから内陸に入ったところに位置します。面積は九州の1.7倍ほどで、北はペンシルバニア州、北東はメリーランド州、東南がバージニア州、北西にオハイオ州、西部にケンタッキー州の5つの異なる州と接しています。

日本ではあまり知られていない州かもしれませんが、雄大な自然と治安のよさは、留学先として魅力になるはずです。大学の学費が比較的安いので、留学予算が限られているという人にとっても、メリットが大きい州といえます。

そんなウェストバージニア州と、ウェストバージニア州の大学について詳しくお話ししましょう。


ウェストバージニア州

もくじ
1.ウェストバージニア州とは
 1-1.ウェストバージニア州の成り立ち
 1-2.ウェストバージニア州の地理
 1-3.ウェストバージニアの美しい自然
 1-4.見どころ満載のウェストバージニア州
 1-5.ウェストバージニア州の経済
2.州都チャールストン
3.ウェストバージニア州の大学について
 3-1.ウェストバージニア大学
 3-2.マーシャル大学
 3-3.コンコード大学
 3-4.ウェストバージニア・ウェズリアンカレッジ
4.ウェストバージニア州に留学するメリット


1. ウェストバージニア州とは


まずウェストバージニア州とはどんな州なのか、その成り立ちから見ていきましょう。




1-1.ウェストバージニア州の成り立ち



ウェストバージニアの美しい自然

ウェストバージニアの美しい自然



ウェストバージニア州は、もともとバージニア州の一部でした。それが南北戦争中の1861年、バージニア州が連邦政府から脱退し、南部連合への加入を決定した際に、奴隷制度に反対する州西部の住民が分離独立して州政府を樹立します。こうして1863年に、ウェストバージニア州はアメリカ合衆国35番目の州となりました。

ウェストバージニア州がユニークな形をしているのは、ウェストバージニア州が自給自足するために、連邦政府が東部パンハンドル地域を追加したためといわれています。




1-2.ウェストバージニア州の地理


ポトマック川を見下ろす

ポトマック川を見下ろす



ウェストバージニア州はアパラチア山脈に位置し、国内で最も荒涼としているといわれる地形が広がっています。州内全域に広がる起伏の多い山々と、丘や渓谷に囲まれていることから、山の州(Mountain State)という愛称がついています。州政府の資料によると、州の約78%が森林に覆われていて、これは国内第3位の森林面積となっています。

ウェストバージニア州は日本のように四季があり、四季折々の山の風景を楽しむことができます。地域によって気候は異なり、標高の低い場所では、高温多湿の夏と比較的温暖な冬が特徴ですが、標高が高くなるにつれ、雪深い厳しい冬を迎えます。




1-3.ウェストバージニアの美しい自然


ブラックウォーターフォールズ

ブラックウォーターフォールズ


ウェストバージニア州は、美しい山々や川が織りなす、自然豊かな州として有名です。

州内には、ニュー川渓谷国立河川公園、ブラックウォーターフォールズ州立公園、セネカの大洞窟など、大自然を満喫できる景勝地が数多くあります。

ジョン・デンバーの「カントリー・ロード」は、ウェストバージニア州の豊かな自然を歌ったものとして世界的に有名ですが、作詞者はウェストバージニア州出身でもなければ、実際に行ったこともなく、想像で書いた歌詞であったといわれています。同曲は州住民からの人気が高く、2014年に州議会により州歌として認定されています。




1-4.見どころ満載のウェストバージニア州


ハーパーズフェリーの教会

ハーパーズフェリーの教会



ウェストバージニア州は、夏にはハイキング、キャンプ、ロック・クライミング、カヤック、カヌー、急流下り、釣り、冬にはスキー、氷上釣り等、年間を通してさまざまなアウトドアが楽しめる自然環境に恵まれています。

また、ウェストバージニア州は南北戦争では境界州だったこともあり、戦略上重要な役割を果たしたため、州内には南北戦争時の史跡が数多く残っています。

ほかにも、初代大統領が浸かった温泉とされるバークレー・スプリングス、南北戦争のきっかけともなったハーパーズフェリー国立歴史公園、PGAゴルフツアーも開催される高級リゾート、グリーンブライアなど多くの観光スポットがあります。グリーンブライアは第二次世界大戦中に外国人外交官の捕虜を収容し、冷戦時代にはホテル地下に連邦議員の核シェルターが建設されていましたが、現在は国定歴史建造物に指定され、一般公開されています。




1-5.ウェストバージニア州の経済



ウェストバージニア州の主要産業は石炭産業です。国内ではワイオミング州に次ぐ第2位の石炭生産州で、国内全生産量の15パーセントを占めています。

石炭産業の衰退が州経済に打撃を与えたことから、近年、経済の多角化をめざし、産業育成や積極的な誘致を進めた結果、伝統的なエネルギー産業や製造業に加えて、バイオメトリクスやバイオサイエンスなどの新興産業が州経済の推進力になりつつあります。




2.州都チャールストン


チャールストンの町並み

チャールストンの町並み



ウェストバージニア州の人口は183万人ほどで(米国勢調査局2016年推計)、三重県と同じくらいです。

州都で最大都市でもあるチャールストンは、首都ワシントンDCから車で西に5時間半ほど。人種構成は白人が9割以上を占め、外国生まれの住民はわずか1.5パーセント(2011~2015年)で、この数値は50州中、最低です。 

州都チャールストンは、かつては国内最大の塩生産地として有名で、1851年のロンドン万国博覧会において最高賞を受賞しています。

チャールストンの見どころの1つである州議会議事堂のドームは国内最大の大きさで、23.5カラットの金箔が貼られているため、低層の建物が多い街中でひと際目を惹きます。


ウェストバージニア州議事堂

ウェストバージニア州議事堂




3.ウェストバージニア州の大学について



ウェストバージニア州には、州立大学(四年制)が12校、私立大学(四年制・二年制含)が21校、コミュニティ・カレッジ(公立の二年制大学)が9校、あわせて42校の大学があります(資料によっては44校とも)。

では、ウェストバージニア州内の大学をいくつか紹介しましょう。




3-1.ウェストバージニア大学


ウェストバージニア大学

ウェストバージニア大学



ウェストバージニア大学(West Virginia University)は、州内最大規模の州立総合大学です。

州第4の都市、モーガンタウンという治安のよい小都市にキャンパスをかまえています。モーガンタウンはベスト・カレッジタウンにランクインしており、生活費や犯罪率が低いエリアとして知られています。

私個人の経験になりますが、友人に会いにモーガンタウンを訪れましたことがあります。ダウンタウンには可愛らしいショップが立ち並び、お店の店員さんはみんな気さくで、大学構内だけでなく街全体がアットホームな雰囲気に包まれていて、理想的な学生生活を送れる場所のように感じました。

州立大学ではありますが、学生の半数は他州出身の学生で、留学生の受け入れにも積極的です。

大学の生物学部が管理する91エーカーの樹木園があり、一般に無料公開されています。園内には散歩道もあり、樹木はもちろん、鳥や動物を観察する絶好の場所となっています。私の友人は幾度となく樹木園の魅力を話してくれました。




3-2.マーシャル大学


マーシャル大学のアメフトの試合

マーシャル大学のアメフトの試合



マーシャル大学(Marshall University)は州南西部、アパラチア山脈の麓に位置するハンティントンにキャンパスを構える州立総合大学です。第4代連邦最高裁判所長官ジョン・マーシャルにちなんで名づけられました。

近年3億ドルを投入して、最先端のクラスルームや研究室を建設し、設備は充実しています。人気のある専攻はリベラルアーツ、看護学、教育学などです。

ビッグ・グリーンと呼ばれるスポーツ・チームは全米の強豪校として知られており、映画『マーシャルの奇跡(We are Marshall)』はマーシャル大学アメフト部の実話に基づいています。




3-3.コンコード大学


コンコード大学

コンコード大学



コンコード大学(Concord University)は州東南部、州都チャールストンから車で1.5時間の距離に位置するアセンズという田舎町にある州立大学です。

1872年に南北戦争の両軍の退役軍人が創立した大学で、こぢんまりとして私立のリベラルアーツ・カレッジのような雰囲気があります。人気の専攻はリベラルアーツ、教育学、ビジネスなどです。教員養成の課程はとくに定評があります。アパラチア山脈高地にあるキャンパスは絵画のように美しいといわれています。




3-4.ウェストバージニア・ウェズリアンカレッジ


ウェストバージニア・ウェズリアンカレッジ

ウェストバージニア・ウェズリアンカレッジ



ウェストバージニア・ウェズリアンカレッジ(West Virginia Wesleyan College)は小さな田舎町に位置するリベラルアーツ・カレッジです。

化学、運動科学、心理学などが人気の専攻分野で、アート系の分野も評判です。教授たちも親切で指導熱心。リベラルアーツ教育のいいところが詰まった大学です。




4.ウェストバージニア州に留学するメリット



ウェストバージニア州に留学するメリットとして真っ先に挙げられるのは、コストの安さです。大学の学費だけでなく、住宅費や生活費も他州に比べてとても良心的です。

また、全米で最も犯罪率の低い州として知られており、留学生活を送るには安全な地域といえるでしょう。

ウェストバージニア州は、ワシントンDC、ピッツバーグ、コロンバス、シャーロットなどの都市まで車で行ける距離にあります。

普段は、アメリカの壮大な自然を満喫しながら治安のよい田舎町で学生生活を送り、週末や長期休暇には、都市へ足を伸ばして息抜きをしたり、政府機関や企業でインターンをしたりするのもいいでしょう。

豊かな自然に囲まれた、アットホームな田舎で留学生活を送りたい人は、ぜひウェストバージニア州の大学を留学先として検討してみてください!




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