ロードアイランド州と、ロードアイランド州の大学を知ろう


ロードアイランド州は大西洋に面する州で、いくつかの島を含むアメリカで最も小さな州です。面積は日本の佐賀県くらいといわれていて、最も大きなアラスカ州の500分の1未満という小ささです。

日本の人にはそんなに馴染みのない州かもしれませんが、じつはアイビーリーグ(アメリカの名門私立大学8校のグループ)の1校、ブラウン大学はロードアイランド州にあります。ほかにもすぐれた大学がいくつもあって、留学先としてぜひ前向きに検討したいエリアでもあります。

そんなロードランド州と、ロードアイランド州の大学を詳しく紹介しましょう。


ロードアイランド州

もくじ
1.ロードアイランド州とは
 1-1.ロードアイランド州の成り立ち
 1-2.ロードアイランド州の地理

2.ロードアイランド州の主要都市
 2-1.州都プロビデンス
 2-2.リゾート地ニューポート

3.ロードアイランド州の大学について
 3-1.ブラウン大学
 3-2.ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン
 3-3.サルベレジーナ大学
 3-4.ロードアイランド大学




1. ロードアイランド州とは


まずはロードアイランド州の歴史からひもといていきましょう。



1-1.ロードアイランド州の成り立ち


ロジャー・ウィリアムズとネイティブ・アメリカンの出会い

ロジャー・ウィリアムズとネイティブ・アメリカンの出会い



ロードアイランド州は、アメリカ合衆国が1776年にイギリスから独立したときの13州の1つで、アメリカ史でも長い歴史がある州です。

1600年代以前は、ほかの州と同様にネイティブ・アメリカンと呼ばれる先住民族が住んでいましたが、1636年に牧師のロジャー・ウィリアムズらが現在の州都、プロビデンスに移住し、植民地として開拓していきました。プロビデンスとは「神の摂理」という意味です。

その後ロードアイランド州は、西インド諸島やアフリカとの貿易の拠点として栄えたほか、ジュエリーなどの宝石生産を含む工業が発展し、米国産業革命の発祥の地ともいわれています。

19世紀以降に移住してきたヨーロッパ人の中では、イタリア、フランス、アイルランド、ポルトガル系の移民が多く、カトリック教徒の割合が多い州となっています。州の人口の8割以上を白人が占めています。

現在は、医療や観光サービス業のほか、軍事産業、そして大西洋に近いため海洋産業が、ロードアイランド州の経済を支えています。



1-2.ロードアイランド州の地理




人口が少ない州ではありますが、北と東は、ボストン大都市圏を擁するマサチューセッツ州に接し、ニューヨーク州とは海上に州境があり、都会に挟まれています。ニューヨーク市のベッドタウンとなっているニュージャージー州に次いで、人口密度の高い州のナンバー2がロードアイランド州です。

「海洋の州」ともいわれる同州の正式名称はState of Rhode Island and Providence Plantationsで、州の正式名称としては50州で最長です。




2.ロードアイランド州の主要都市


次に、ロードアイランド州のおもな都市を紹介します。





2-1.州都プロビデンス


プロビデンス(RISD)の建物

プロビデンス(RISD)の建物



ロードアイランドの州都であり最大の都市はプロビデンスで、州の正式名称にもその名前が含まれています。

ボストンの中心部からは車で1時間ほどの距離で、Greater Bostonといわれるボストン大都市圏を形成する重要都市となっています。プロビデンスから電車でボストンまで通勤する人も少なくありません。

プロビデンスのダウンタウンにはプロビデンス川を含む3つの川が流れており、川沿いに歩くことができるリバーウォークで知られています。3つの川が合流する地点では毎年「ウォーター・ファイア・プロビデンス」と呼ばれるイベントが行われ、炎を生かした彫刻などでダウンタウンを照らします。10万人以上が訪れるこのイベントに代表されるように、プロビデンスはアートや音楽の街としても知られています。

プロビデンスには世界に名をとどろかす名門ブラウン大学のほか、全米屈指の芸術大学ロードアイランド・スクール・オブ・デザインがキャンパスをかまえています。このことによって、プロビデンスは有数の大学街となっています。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの美術館は人気の観光スポットです。

プロビデンスと成田空港とは、シカゴなどの主要空港を経由して17時間前後の空の旅で結ばれています。プロビデンス市民は近郊のTFグリーン空港を使用します。



2-2.リゾート地ニューポート


ニューポートのビーチ

ニューポートのビーチ



州都プロビデンスの南、車で40分ほど行ったところにあるニューポートは「アメリカ最古のリゾート地」として知られ、ヨットの町、また別荘地として有名です。

ニューポートにある国立遊歩道「クリフウォーク」では、裕福な家の裏庭を覗き見ることもできます。海に浮かぶ島々にも歴史を感じさせる古い建物が見られます。ニューポートは、ロードアイランド州屈指の観光スポット、ナガランセット湾に浮かぶアクイドネック島の先端に位置しています。

ニューポートは、黒船を率いて日本の開国を促したペリー提督の故郷です。夏には「黒船祭」が催され、日米の文化交流も活発です。

日本との交流ということでいえば、2013年の時点でロードアイランド州には40社以上の日本企業が進出していて、同州に進出している企業の数は日本が世界1位でした。





3.ロードアイランド州の大学について



ロードアイランド州は、全米で最も小さい州ですが、大学の質が高いことでは他州に負けません。いくつか代表的な大学を紹介しましょう。





3-1.ブラウン大学


ブラウン大学

ブラウン大学



ロードアイランド州の大学を代表するのがブラウン大学(Brown University)です。1764年に設立されたアメリカで7番目に古い大学で、アイビーリーグの1校です。

ブラウン大学は、研究大学として知られるいっぽうで、教育の質が高いことでも非常に高い評価を得ています。ロースクール(法科大学院)やビジネススクール(経営大学院)をもたないのも、その姿勢のあらわれといえるでしょう。

ブラウン大学で最も特徴的なのは、そのカリキュラムです。一般教養課程の必修科目を設けず、学生たちが自由にカリキュラムを組めるシステムをとっていて、これはブラウン大学のOpen Curriculumとして全米によく知られています。学生同士のライバル意識が薄く、フレンドリーでリラックスした学風もアイビーリーグ随一といわれます。7割以上のクラスが20人以下の学生で開講されています。

福沢諭吉やジョン万次郎もブラウン大学で学んだことがあり、日本とのゆかりも深い大学です。CNN創業者のテッド・ターナー、マッキントッシュ開発者のアンディ・ハーツフェルド、女優のエマ・ワトソンといった逸材がここから巣立っていきました。








3-2.ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン



ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(Rhode Island School of Design)は芸術大学の名門です。“RIZ-dee”(リズディー)が愛称です。

世界中から学生が集まり、キャンパスはさながら世界のアートシーンの縮図です。家具デザイン、洋服デザイン、宝石デザイン、セラミック、写真、イラストレーション、建築などたくさんのプログラムを学ぶことができます。

ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの大きな特徴は、お隣に名門ブラウン大学があること。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの学生は、追加の学費を支払うことなく、ブラウン大学の授業をとることができます。

ボストンやニューヨークへのアクセスもよく、古今東西のすぐれた作品に接したり、最先端のデザインやパフォーマンスに触れることができるのも魅力です。





3-3.サルベレジーナ大学




大西洋に面し、その美しいキャンパスで知られるサルベレジーナ大学(Salve Regina University)は、小規模の私立大学です。分類としては「総合大学」になりますが、学生へのサポートの手厚さやアットホームな雰囲気など、リベラルアーツ・カレッジとしての長所が生きています。

すべての授業を(大学院生の助手ではなく)教授が教え、小さい規模の大学らしく、1人ひとりの学生が主体的に活躍できる場がたくさんあります。プロビデンスまでは30分ほどで、学生たちは週末によく出かけています。






3-4.ロードアイランド大学


ロードアイランド大学

ロードアイランド大学



ロードアイランド州を代表する州立大学がロードアイランド大学(University of Rhode Island)です。しばしば「最も小さな州の最も大きな大学」と称されます。

漁業、海洋学、海洋生物学、海洋工学など、ロードアイランド州ならではのプログラムを含む100以上の専攻課程がそろっています。大学院でも理系のプログラムがきわだっています。ビジネスや教育なども高い評価を受けています。

風光明媚なロードアイランド州。ごく小さな面積に、ブラウン大学をはじめ個性豊かな大学が軒を連ねています。留学先の候補として、ぜひチェックしてみてください!





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