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アイダホ州と、アイダホ州の大学を知ろう


アイダホ州と聞いてみなさんが思い浮かべるのは、何でしょうか? やっぱりポテトでしょうか? 映画好きのかたは『マイ・プライベート・アイダホ』(ガス・ヴァン・サント監督/1991年)でアイダホ州の名前を聞いたことがあるかもしれません。

たしかにアイダホといえばポテト、というのは私たち日本人だけでなくアメリカ人もそのようなイメージを抱く人がたくさんいます。ポテト以外には「???」というアメリカ人も少なくないでしょう。

そんなアイダホ州とは、どんな州なのでしょうか? またこの州にはどんな大学があるのでしょうか? 以下に詳しく解説します。


アイダホ州

もくじ

1.アイダホ州とは
 1-1.アイダホ州の地理
 1-2.アイダホ州の成り立ち

2.アイダホ州とポテトの関係

3.アイダホ州の町

4.アイダホ州の大学について
 4-1.アイダホ大学
 4-2.ボイズ州立大学
 4-3.アイダホ・カレッジ


1.アイダホ州とは


まずはアイダホ州の概要について、その地理から見ていきましょう。




1-1.アイダホ州の地理


アイダホ州の美しい自然

アイダホ州の美しい自然



アイダホ州は、アメリカの西部にあって、北はカナダ、南はユタ州に接しています。州南部にはモルモン教徒がたくさん住んでいて、ブリガム・ヤング大学(モルモン教系の大学)のキャンパスもあります。西はワシントン州とオレゴン州に接し、西にずっと560キロほど行くと太平洋です。

全米で14番目に大きな州ですが、その面積の割には人口が少なく、人口密度も低いため、アメリカでは典型的な田舎の州としばしば見なされます。2つのタイムゾーンをもつ州でもあります。

白人が圧倒的に多い州で、イギリスもしくはドイツが祖国の人が多数を占めています。マイノリティはほとんどいません。

広大な自然保護エリアがあって、「西のナイアガラ」の異名をとるShoshone Fallsなど、美しく雄大な自然に魅せられて、全米から観光客がアイダホ州にやってきます。国立公園・州立公園もたくさんあって、アウトドア派にはもってこいの州です。温泉リゾートもあります。




1-2.アイダホ州の成り立ち


アイダホ州の自然保護エリア

アイダホ州の自然保護エリア



ヨーロッパ系アメリカ人の入植までは、アメリカの他の地域と同じく、いまアイダホ州と呼ばれるエリアにもネイティブ・アメリカンが暮らしていました。とりわけネズ・パース族はよく知られています。いまでもネイティブ・アメリカンの言葉が、郡や町の名前に使われています。

それがルイス&クラーク探検隊によって「発見」されたのが1805年。アメリカ本土では最も遅く発見された州です。19世紀を通じて入植者たちがここに移り住み、アメリカとイギリスの間での領土闘争を経て、アメリカ合衆国には1890年、43番目の州として加入します。19世紀の後半はゴールドラッシュに湧きました。




2.アイダホ州とポテトの関係


アイダホ州のジャガイモ畑

アイダホ州のジャガイモ畑



ジャガイモはもともと南米を原産としていますが、それが大航海時代にヨーロッパに渡り、やがてそのヨーロッパ人がアメリカにもたらしました。

アイダホ州でも、ヨーロッパからの入植者たちがジャガイモの栽培を始めたのですが、イエローストーンの噴火がもたらした肥沃な土壌がジャガイモ栽培にとても適していたため、アイダホ州がアメリカでも有数のジャガイモの産地となりました。

そして1937年には、アイダホポテト委員会という州の機関が、「アイダホ育ち」という商標を登録し、一躍アイダホ州がジャガイモによって有名になっていきます。

いまではマクドナルドやプリングルスをはじめ、さまざまな加工製品にもアイダホポテトが使われています。とくに州東部を中心に、いまでもアイダホ州はアメリカのジャガイモ栽培の大きな一翼を担っています。

このようにアイダホ=ポテトというイメージは、おもにマーケティング戦略によるものだったわけですが、ここで良質のジャガイモがとれるというのはれっきとした事実でもあります。みなさんもきっと、アイダホ産のポテトを口にしたことがあると思いますよ。

とはいえ、アイダホ州の愛称は、じつは「宝石の州」です。アイダホ州は宝石の一大産地でもあるのです。




3.アイダホ州の町


ボイズのダウンタウン

ボイズのダウンタウン



州都はボイズという人口23万人ほどの街です。周辺のいくつかのエリアをあわせた都市圏には70万人ほどの人が暮らしています。アイダホ州では最大の都市圏です。ボイズのダウンタウンは州で随一の文化・商業拠点となっています。

ボイズを除くと、人口10万人を超える街はアイダホ州にはありません。人口がそれなりに多い街には、だいたい大学がキャンパスをかまえています。

またリグビーという人口4,000人ほどの小さな町は「TVの発祥地」といわれます。というのも、テレビを発明したフィロ・ファーンズワースが、最初にその設計図を描いたのが、ここリグビーであったからです。




4.アイダホ州の大学について



アイダホ州には大学はそんなにありません。州立・私立いずれも、比較的学費が安いという特徴があります。また州全体として治安がよいので、留学生には安心です。ここでは3校を紹介しましょう。




4-1.アイダホ大学


アイダホ大学

アイダホ大学



まず州を代表する州立大学が、アイダホ大学(University of Idaho)です。研究型の総合大学で、地元の雇用と経済にも大きく貢献しています。

工学、農学、ビジネスといった実学系の分野に強く、とくにビジネス系の分野に人気があります。大学院レベルではロースクール(法科大学院)がよく知られています。

学生構成はやや画一的で、近隣エリア出身の白人学生が多数を占めます。それでも4割前後の学生が寮に暮らし、広大なキャンパス内の樹木園などで息抜きをしています。この規模の州立大学にしては全体的にアットホームでフレンドリーな雰囲気です。




4-2.ボイズ州立大学



ボイズ州立大学(Boise State University)は、アイダホ州最大の都市で州都でもあるボイズにキャンパスをかまえる州立総合大学です。

2万人以上の学生をかかえる大規模大学で、その学費の安さから州民に人気の高い大学です。

幅広く提供されている専攻分野の中では、健康科学、ビジネス、コミュニケーションなどが人気です。また全米の大学では唯一といわれる「猛禽類の研究」という専攻もあって、アメリカ空軍の協力のもと、学生たちはユニークな研究・調査に携わります。州都ボイズでのインターンシップの機会もたくさんあります。




4-3.アイダホ・カレッジ



アイダホ・カレッジ(The College of Idaho)は、アイダホ州では最古のリベラルアーツ・カレッジです。

リベラルアーツ・カレッジらしく小規模で、7割ほどの学生が美しいキャンパスで寮生活を送っています。教授たちもフレンドリーで接しやすく、1人ひとりの学生がのびのびと自らの個性を伸ばしています。

人気の専攻分野は健康科学、ビジネス、心理学などで、一般教養課程も充実しています。州都ボイズまでは車で30分ほどで、そこでインターンシップに取り組む学生もたくさんいます。

学生の多様化に前向きで、留学生の受け入れにも積極的です。私立大学にしては学費が安いのも大きな魅力となっています。アイダホ州というめだたない州にあって、伝統的なリベラルアーツ教育を実践し続けている良質な大学といえるでしょう。



以上、アイダホ州と、アイダホ州の大学を紹介しました。アメリカの田舎で留学生活を送りたいという人は、ぜひアイダホ州をチェックして、ポテト以外の魅力を見つけ出してください!




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