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デラウェア州と、デラウェア州の大学を知ろう


デラウェア州は、アメリカの東海岸にあって大西洋に面した、アメリカで2番目に小さい州です(1番小さな州はロードアイランド州です)。

郡(County)の数が3つというのは全米50州では最少です。また国立公園が1つもない唯一の州でもあります。

そんな小さなデラウェア州とは、どんな州なのでしょうか。また留学先の候補となり得る大学はあるのでしょうか。このページで詳しく解説しましょう。


州

もくじ

1.デラウェア州とは
 1-1.デラウェア州の成り立ち
 1-2.デラウェア州の地理

2.「豊かな」デラウェア州

3.デラウェア州に留学するメリット

4.デラウェア州の大学について
 4-1.デラウェア大学
 4-2.デラウェア州立大学
 4-3.ウェスレイ・カレッジ



1.デラウェア州とは


まずはデラウェア州の概要について、その成り立ちから見てみましょう。




1-1.デラウェア州の成り立ち


美しいデラウェア州の景観

美しいデラウェア州の景観



17世紀初頭にヨーロッパからの開拓者が訪れるまでは、アメリカの他の地域と同じく、現在「デラウェア州」と呼ばれている地域にも、ネイティブ・アメリカンたちが暮らしていました。

デラウェア州は、イギリスから最初に独立した13州のうちの1つで、また合衆国憲法を最初に批准した州でもあります。そこで「最初の週(First State)」というニックネームがついています。いまでも大統領の就任式などでは、デラウェア州が最前列につくという伝統が続いています。「自由」と「独立」は、デラウェア州を特徴づける言葉でもあります。




1-2.デラウェア州の地理


デラウェア州のビーチ

デラウェア州のビーチ



デラウェア州は、デルマーバ半島上にあり、半島の南西部の半分はメリーランド州の土地です。北東にニュ-ジャージー州、北はペンシルバニア州と接しています。アメリカで最も標高が低い州でもあります。

メリーランド州の都市ボルティモア、アメリカの首都ワシントンDC、マンハッタンといった大都市と比較的近いところにありますが、デラウェア州自体は人口が少なく、全米で45位です。ペンシルバニア州の大都市フィラデルフィアには電車で20分、車で40分くらいで行けるため、デラウェア州から仕事で通う人も少なくありません。デラウェア州の北部はフィラデルフィア大都市圏に入ります。

デラウェア州の州都はドーバーで、州の中央部にあります。人口は4万人に満たず、州最大の都市ウィルミントンですら人口は7万人ほどです。

州の南半分には、「アメリカの夏の首都」と呼ばれるレホボスビーチをはじめビーチがたくさんあって、デラウェア州の観光スポットとなっています。チェサピーク湾や大西洋に面しているため、カニなどの魚介類も美味しいです。また花見、紅葉、キャンプなども楽しめます。消費税がないので、ショッピングのためにデラウェア州を訪れる観光客も少なくありません。




2.「豊かな」デラウェア州


ウィルミントンの街

ウィルミントンの街



デラウェア州は「法人の州」として知られ、会社の設立や解散が比較的容易にできる会社法を制定しています。登記上、本社をデラウェア州に置いている会社が多いことでも有名です。

『フォーチュン』誌で取り上げられている500の有名企業のうち、6割がデラウェア州に本社を設置しているともいわれます。また、いわゆる「公開企業」の半数以上がデラウェア州に登記されています。

とくにデラウェア州とかかわりが深いのが、化学メーカーであるデュポン社です。デュポン家は一時、デラウェア州の人口の1割を雇用したり、政界にも乗り出したりして、200年以上にわたってデラウェア州の代名詞として君臨してきました。最近はダウケミカル社と合併するなど、新たな変化の兆しを見せています。デュポン家のかつての邸宅は観光名所になっています。




3.デラウェア州に留学するメリット


デュポン家の邸宅

デュポン家の邸宅



日本企業もいくつかデラウェア州に進出していますが、基本的には日本人と出会う機会はそんなに多くありません。したがって、「英語漬け」の留学生活を送りたい人にはおすすめです。

またボストン、ニューヨーク、ワシントンDCなどの「北東メガロポリス」(通称ボスウオッシュ)の中では、生活コストが比較的安いのがデラウェア州です。

大都市圏までは電車や車ですぐに出かけられます。半島の南にあるビーチや、アメリカの田舎を楽しめる町もあります。また日本人が大好きなシーフードも新鮮です。

デラウェア州はアメリカの東海岸で留学生活を楽しみたいけど、あまりの人混みは苦手、英語上達や勉強にもよい環境を確保したいと思っている人には穴場の州かもしれません。




4.デラウェア州の大学について



デラウェア州はとても小さな州ですので、大学の数も多くありません。ここでは3校を紹介しましょう。




4-1.デラウェア大学


デラウェア大学

デラウェア大学



デラウェア州を代表する州立大学がデラウェア大学(University of Delaware)です。

1743年、イギリスから独立宣言をする前につくられた歴史ある大学で、アメリカで最初の留学プログラムを設けた大学としても知られています。いまでも3割ほどの学生が留学経験をしています。独立宣言の署名者のうち3名が巣立ったことも、この大学の大きな誇りとするところです。

20,000人近くの学生を抱える大規模大学で、研究型の総合大学です。とくに大学院レベルでの工学と教育学の分野に定評があります。

人気の専攻分野はビジネス、健康科学、工学などで、そのほか化学の分野もよく知られています。これはキャンパスの近隣にデュポン社があるためでもあります。STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に強い大学です。大学卒業後に1年で修士号をとれる4+1プログラムも有名です。




4-2.デラウェア州立大学



デラウェア州立大学(Delaware State University)は、アフリカ系アメリカ人(黒人)を対象とした州立大学としてよく知られています。もともと黒人に農学や機械技術を教育するために設立され、いまでも学生の大半が黒人です。

デラウェア大学と同じくSTEMの分野に力を入れています。職業に密接した実学系の専攻に人気があります。

留学先としては必ずしもすべての人に適しているとはいえませんが、このような大学がアメリカには少なくないので紹介しました。




4-3.ウェスレイ・カレッジ



ウェスレイ・カレッジ(Wesley College)は、小規模の私立リベラルアーツ・カレッジです。

6割以上の学生が寮生活を送り、フレンドリーなキャンパスを築き上げています。州都にありますが、都市型の大学よりも雰囲気は落ち着いています。ワシントンDCやフィラデルフィアへのアクセスも悪くありません。



以上、デラウェア州と、デラウェア州の大学について紹介しました。とても小さな州ですし、大学の数も少ないので、留学先としては見過ごされがちですが、歴史があって、大都市へのアクセスが便利な州でもあります。興味がある人は、デラウェア州にも目を向けてはいかがでしょうか?





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