アメリカ大学、地域や州ごとの特色

めざすべきアメリカの大学を探すにあたっての手がかりの一つが「地域」です。アメリカは国土が日本の25倍もあって、地域によってその風土や大学のありかたが大きく異なります。このページでは、日本人留学生に人気の高いカリフォルニア州とハワイ州を中心に解説します。

留学先として人気の高い州

アメリカは、区分の方法にもよりますが大きく分けて4つの地域(東部、西部、中西部、南部)に分類されます。州でいえば、アメリカ全土に50の州と特別区(特別区はワシントンD.C.のみ)があります。カリフォルニア州だけでも日本と同じくらいの広さがありますから、「地域」といっても日本とアメリカではかなり印象が異なります。


その中で、日本人がアメリカのどのあたりに留学したいかというと、一番好まれるのはやっぱりカリフォルニアです。次にハワイ。それからニューヨーク(ところで、日本人がニューヨークと言うとき、それはニューヨーク州ではなくてニューヨーク市を意味しています。ニューヨーク州は広くて北の方はナイアガラの滝まで入ります)。次いでボストンおよびその周辺のニューイングランド地方と呼ばれる地域です。この地域はたしかに伝統的で質の高い大学がたくさんあります。

教育レベルが高いのは東部です。アメリカは東から西へと歴史が発展していきました。マサチューセッツ州にハーバード大学ができたのは1636年ですが、これは合衆国が独立する140年も前のことです。アイビーリーグと呼ばれる名門私立大学8校をはじめ、伝統があって質の高い教育を実践している大学は、だいたい東部に集中しています。西部や南部は新しい州立大学がよく整っています。

カリフォルニアとハワイの問題は天候がよすぎて部屋の中で勉強をコツコツとする気になるのがむずかしいことです。みんな表で陽気にのん気にやっているのに、じっと勉強する気になりません。だからよほど勉強好きの人でないと、カリフォルニアやハワイは緊張や集中力を持続するのはむずかしいのです。北東部はたしかに雪深いのですが、そんな環境のほうがかえって勉強に専念できます。

カリフォルニア州の大学

カリフォルニアには州立大学がたくさんあります。他の州と同じように大学にはさまざまなレベルがあります。その州の各高校でトップの成績の生徒が行く大学、成績がまあまあの生徒が行く大学、それほどでもない成績の生徒が行く大学、どんなに成績が悪くても行けるコミュニティ・カレッジ、というように大体4レベルに大別できます。

University of Californiaと呼ばれるのがトップクラスで、バークレー校、ロサンゼルス校、デイビス校、サンタバーバラ校など10校あります。続いてCalifornia State University と呼ばれるグループがカリフォルニア州内の人ならだいたい入れてくれます。私たち日本人は州外の人ですから、学費が何倍も高く入学基準も高くなります。

カリフォルニアでは親の学歴が高く経済力も高いと、StanfordやUniversity of Southern California か、有名なリベラルアーツ・カレッジのPomona College、Claremont McKenna College、Scripps Collegeなどの私立をめざします。Harvard など東部の大学にあえてチャレンジする人もいます。

ハワイ州の大学

ハワイには、残念ですが、あまり大学はありません。University of Hawaii --Manoaがハワイではトップクラスですが、アメリカ全土で比べてみると、そんなにレベルが高いほうではないのです。ちなみにハワイで育ったオバマさんは、カリフォルニア州のOccidental Collegeというリベラルアーツ・カレッジに進学し、2年後にニューヨーク州のColumbia Universityに編入しています。

ほかにUniversity of HawaiiのHilo校とWest Oahu校、いくつかのコミュニティ・カレッジと私立が3校ほどあります。そして University of Hawaii -- Manoa には有名な NICEとかHELPとかいった外国人向け英語学校があって、そこはもう日本人だらけというのが実状です。

全米50州の特徴と有名な大学

興味のある州があれば、その州の気候や生活や、州の著名大学にはどんなものがあるのかを見てみるとよいでしょう。下記から、50州それぞれについて確認することができます。


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