アメリカ留学の大学選び:個々の大学データの見方
基本情報
学生数
大学院生を除いた、大学生の数です。
立地
田舎・小さな町・郊外・都会の4種別で示しています。
合格率
出願者のうち、その大学に合格した学生の割合です。
学費/寮・食費
1学年度(9月〜翌年5月)の学費と寮・食費です。
就職率
卒業後6か月以内に就職した学生の割合です。
大学の入学難易度
大学の入学難易度を5段階で示しています。基準は以下の通りです。
5 最も難しい
入学生の75%以上が高校時の学年トップ10%以上、SAT®スコアが1310以上、ACT®スコアが29以上、合格率が30%以下
4 非常に難しい
入学生の50%以上が高校時の学年トップ10%以上、SAT®スコアが1230以上、ACT®スコアが26以上、合格率が60%以下
3 難しい
入学生の75%以上が高校時の学年トップ50%以上、SAT®スコアが1010以上、ACT®スコアが18以上、合格率が85%以下
2 比較的やさしい
入学生のほとんどが高校時の学年トップ50%以下、SAT®スコアが1010以下、ACT®スコアが19以下、合格率が95%以下
1 やさしい
高校時の成績・テストスコアにかかわらず、出願者のほぼすべてが合格
栄 陽子の大学おすすめ度
大学のレベルや学習環境、留学生へのサポートなど、さまざまな指標から5段階で評価したものです。栄 陽子留学研究所の、48年にわたる実績と知見をもとに、留学先としてのおすすめ度を独自に採点しています。
大学の紹介
留学カウンセラーによる、大学についての解説文です。
成績とテストスコア
入学生の高校の成績平均値(GPA)
その大学に入学した学生の、高校の成績平均値です。成績平均値はGPA(Grade Point Average)といいます。アメリカは4.0ポイントが満点です。GPA3.5は、日本の高校の5段階の評定平均の4.5にあたります。アメリカの大学が合否を決めるにあたって最も重視するのがこのGPAです。名門大学には、GPAが4.0に近い学生ばかりが出願しています。
入学生の全米共通試験のスコア
SAT®スコア
SAT®とは、アメリカの高校生を対象とした大学進学適性試験のことです。数学と、リーディング&ライティングの2つのセクションから成り、それぞれ200~800点の間でスコアが出ます。ここでは、入学生が提出したSAT®スコアの分布を、セクションごとに表示しています。多くの大学が出願者にSAT®またはACT®のスコア提出を求めていますが、○点以上で合格、○点以下で不合格というものではありません。したがってスコアの分布に広がりが見られます。
ACT®スコア
ACT®とはAmerican College Testの略で、アメリカの高校生を対象とした学習達成度を測定するテストのことです。英語、数学、リーディング、理科、ライティング(任意)から成り、各科目1~36点の間でスコアが出ます。“Composite”は各スコアの平均点。ここでは、入学生が提出したACT®のCompositeスコアの分布を示しています。
入学情報
合格率
出願者のうち、その大学に合格した学生の割合です。出願者の数と、合格者の数もあわせて示しています。
出願期限
新学期が9月に始まる「秋学期」に入学する場合の出願期限です。この日までに必要な出願書類を大学に提出して審査を受けることになります。出願期限を“Rolling(随時受付)”としている大学は、定員になるまで願書を受け付けています。
先願(early decision)
アメリカの大学における「先願」(早期出願)の一種で、この制度を設けているかどうかを示しています。合格してもその大学への入学義務はありません。だいたい10〜11月くらいに出願して、12〜2月くらいに合否をもらいます。出願準備を早く整えて、合否が決まってから入学校をじっくり考えたいという場合は、アーリーアクションで出願してもいいでしょう。
単願(early action)
アメリカの大学における「先願」(早期出願)の一種で、この制度を設けているかどうかを示しています。合格するとその大学に入学しなければなりません。だいたい10〜11月くらいに出願して、12〜2月くらいに合否をもらいます。行きたい大学が明確で、出願書類を早くそろえられるという場合は、アーリーディシジョンで出願してもいいでしょう。
編入生の受入
編入生としての出願(Transfer Admission)を受け入れるかどうかを示しています。
補欠の有無
補欠枠(wait list)を設けているかどうかを示しています。
入学審査において重視される項目
入学審査に置いて重視される項目です。この項目には、課外活動・卒業生との関係・知的関心度・性格/人格・エッセー(自己アピールの作文)・家系で初の大学進学者であること・出身地・GPA(成績平均値)・面接・人種/民族・学年順位・推薦状・宗教・成績・州民であること・才能・テストスコア・ボランティア・職歴が含まれます。
留学にかかる費用
1学年度(9月〜翌5月)にかかる学費、寮・食費、教材費の目安です。
学生生活
学期制
セメスター制(2学期制)/トライメスター制(3学期制)/クォーター制(4学期制)の別に示しています。アメリカの大学の大半は、「9~12月の秋学期」と「1~5月の春学期」で1年度を二分するセメスター制をしいています。
卒業に必要な単位数
卒業するために必要な単位数です。アメリカの多くの四年制大学が、120〜130単位を卒業単位としています。
学生/教員数比
学生と教員の数の比です。小さな大学ほど、教員1人あたりの学生数が少なく、ていねいで親切な指導を期待できます。
ESL
英語を母語としない学生への、英語の補講プログラムを設けているかどうかを示しています。ESLはEnglish as a Second Languageの略です。
インターンシップ
授業の一環としてインターンシップ(企業研修)を設けているかどうかを示しています。
サマースクール
夏期の集中講座を設けているかどうかを示しています。サマースクールは他大学の学生も幅広く受け入れていて、単位も取得できます。
留学プログラム
留学プログラムを設けているかどうかを示しています。日本からの留学生も、留学プログラムに参加することができます。
学生構成
学生数
学部生と大学院生の数、その総数です。
25歳以上の割合
在学生のうち、25歳以上の学生が占める割合です。アメリカの大学には、働きながら通っている成人学生も少なくありません。日本の高校を卒業して留学する場合、この割合が小さい大学のほうが、同年代のクラスメイトも多くなり、溶け込みやすいでしょう。
男女の割合
在学生の男女別の割合です。
寮生の割合
学生寮に住んでいる学生の割合です。アメリカの大学は基本的に「寮制」です。寮に生活している学生が多い大学のほうが、学生生活に慣れやすく、勉強にも専念でき、友だちもつくりやすいので留学先として適しています。
留学生の割合
在学生のうち、留学生が占める割合です。10%前後が、だいたい標準的です。
人種の構成
在学生の人種別の割合です。傾向としては、南西部はヒスパニック系が多く、南部は黒人系が多く、都市部は人種構成が多様です。学風が保守的な大学は、ほとんど白人ばかりということもあります。またアメリカには、とくに黒人、ヒスパニック系、あるいは先住民など特定の人種への教育に力を入れている大学もあります。
卒業と就職
2年生への進学率
1年生として入学した学生のうち、2年目もその大学に在学している学生の割合です。この数字をRetention(リテンション)といいます。この数値が高いほど、学生の満足度が高く、大学の学習サポートが行き届いていることがうかがえます。
卒業率
入学後6年以内に卒業した学生の割合です。全米の平均は60〜70%ほどで、州立大学よりも私立大学のほうが卒業率は高くなっています。
就職率
卒業後6か月以内に就職した学生の割合です。
就職カウンセリングを受けた割合
在学中に、大学で就職カウンセリングを受けた学生の割合です。
求人企業数
その大学で求人を行った企業・団体の数です。
6か月内就職者の平均初年収
卒業後6か月以内に就職した人たちの平均初年収です。
大学院進学率
卒業後すぐに大学院に進学した学生の割合です。
この大学と特徴が似ている大学
大学の種類や入学難易度、地域など、特徴が似ている大学をピックアップしています。出願候補の大学を探す時の指標に。
専攻一覧
その大学で設けている専攻分野の一覧です。
スポーツ
男女別のインカレ・スポーツ種目です。NCAAとはNational Collegiate Athletic Associationの略で、「全米大学体育協会」のこと。I・II・IIIの数字が小さいほど、そのスポーツが規模・レベルともに充実していることを示します。
人気のサークル
人気の学生サークルのトップ3です。全米的に見ると、学生新聞、コーラス、演劇、国際交流、学生自治会などが人気です。
立地&アクセス
立地
キャンパスの立地環境です。田舎・小さな町・郊外・都会の4種別で示しています。
キャンパス面積
キャンパス面積を平方メートルで示しています。
近隣の大きな都市
キャンパスの近隣(車で1時間以内)の大都市です。
近隣の空港
キャンパスから最も近い空港です。