大学留学の費用|アメリカ大学にかかる費用と奨学金の実情
大学留学の費用は、多くの留学希望者にとって大きな関心事です。とくにアメリカの大学への留学においては、学費だけでなく寮費や生活費など、さまざまな費用が発生します。
「大学留学には一体どれくらいの費用が必要なのか?」 「どんな項目にお金がかかるのか?」 「奨学金を使えばどれくらい負担を軽くできるのか?」
このページでは、アメリカ大学留学の費用の内訳と、奨学金の仕組み&活用方法について詳しく解説します。
アメリカ大学留学の費用内訳|学費+寮・食費が基本
アメリカの大学では、寮生活を通じて自立を促す文化が根づいているため、実家から通学するケースはあまりありません。留学生も基本的に寮生活を送ります。そのため、大学留学にかかる費用は以下の3つを中心に構成されます。
- ・学費(Tuition)
- ・寮費・食費(Room and Board)
- ・教材費・保険料などのその他費用
アメリカの大学のウェブサイトでは、「Tuition, Room and Board」として1学年度(通常9月〜翌年5月)にかかる年間費用が記載されています。
大学によって大きく異なる費用の目安
アメリカの大学留学費用は、大学の種類や立地によって大きく変わります。以下はあくまで目安ですが、進学先を選ぶ際の参考としてください。
- ・州立大学:20,000~40,000ドル(約300万~600万円)
- ・一般的な私立大学:40,000~50,000ドル(約600万~750万円)
- ・名門私立大学:50,000~60,000ドル(約750万~900万円)
都市部の有名私立大学ほど学費が高くなる傾向があります。志望校の費用は事前にしっかりと確認しましょう。
州立大学の「州外費用」に注意
州立大学では、州内に住む学生(In-State)と州外からの学生(Out-of-State)で学費に大きな差があります。州立大学は基本的に州民を優先するからです。留学生は基本的に「州外の学費」が適用され、費用が高くなる傾向があります。
例:UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
- ・州内学生:約15,000ドル(約225万円)
- ・州外・留学生:約49,000ドル(約735万円)
このように、州立大学でも費用は決して安くありません。州立大学と私立大学を比較する際には、このことをよく考慮する必要があります。
私立大学の費用と奨学金の可能性
私立大学の費用も大学によって幅がありますが、以下のような特徴があります。
- ・地方の小規模校は比較的学費が安い
- ・キリスト教系の大学は寄付金が多く集まり、学費が抑えられることがある
- ・留学生でも奨学金(返済不要のスカラシップ)を受給できる可能性が高い
たとえば世界的に有名なハーバード大学の学費はおよそ59,000ドル(約885万円)と大変高額です。しかし、じつは約70%の学生が何らかの形で奨学金を得ています。このことからわかるように、留学の費用を検討する際には奨学金を得られるチャンスについても探っていくことが大切です。留学生を対象とした奨学金(International Scholarship)を提供している大学も少なくありません。
大学留学費用を抑える4つのポイント
- ・アパートではなく寮に生活する
- ・都市部ではなく田舎の大学を選ぶ
- ・学費が安く、しかも教育の質の高い大学をしっかりリサーチする
- ・奨学金の仕組みを知り、積極的に獲得をめざす
留学費用の不安は、専門家に相談を
「学費が高くて大学留学をあきらめようとしている」
「費用や奨学金について情報収集が追いつかない」
そんなかたには、栄 陽子留学研究所での留学相談がおすすめです。大学の選定から費用の見積もり、奨学金の仕組みの解説まで、あなたの希望に合った留学プランを一緒に考えます。
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大学留学の費用は高額に見えるかもしれませんが、しっかり準備をすれば夢の実現は可能です。情報を正しく集め、最適な進路選択をめざしましょう。