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3.編入の決め手となる成績とGPA

アメリカの大学に編入するにあたっては、日本の大学から編入するにしろ、コミュニティ・カレッジを卒業してから編入するにしろ、その合否の決め手となるのは、それまでに在学していた大学の成績です。アメリカの大学は、大学レベルの学業に取り組める素質があることを出願者に期待しています。その指標となるのが、学業成績です。ここでは、アメリカの大学でとても重要な成績と、その平均値であるGPAについて説明します。

アメリカの大学の成績とは

アメリカの大学では、A、B、C、D、Fの5段階で成績が評価されます。100点満点との関係でいうと以下のようになります。
 A:90~100点
 B:80~89点
 C:70~79点
 D:60~69点
 F:59点以下

成績は、授業でのディスカッションへの積極性、小テスト、中間・期末テスト、レポートの内容などを総合判断してつけられます。たとえば、
 中間・期末テスト:それぞれ25%
 レポート:30%
 小テスト:10%
 ディスカッション参加:10%
などです。この成績評価の基準については、各科目の最初の授業で配られるシラバス(Syllabus:授業計画表)に明記されています。

アメリカの大学で最も重要な数字:GPA

A、B、C、D、Fのアルファベットで評価された成績を5、4、3、2、1、0の数字に換算したものをGrade Pointといい、その平均値をGrade Point Average、略してGPA(ジーピーエー)といいます。

アメリカの大学ではGPAが非常に重視されています。編入の合否の決め手になるのもこのGPAです。さらに大学院進学や就職に至るまでGPAが問われます。アメリカに留学するとGPAの大切さを強く実感するはずです。

GPAの計算式は、
 (履修した科目のGrade Point×それぞれの科目の単位数)の合計÷総単位数
です。

たとえば、ある学期に以下の科目と成績をとった場合のGPAは、ポイントの総計(55)÷総単位数(17)で、3.25ということになります。

科目 単位 成績 ポイント
化学基礎 3 A 4ポイント×3単位=12
化学基礎:実験 1 B 3ポイント×1単位=3
世界史Ⅰ 3 B 3ポイント×3単位=9
モダニズム文学 3 C 2ポイント×3単位=6
社会学概論 3 B 3ポイント×3単位=9
彫刻Ⅰ 4 A 4ポイント×4単位=16
GPA=55ポイント÷17単位≒3.25

単位が認められるのはC以上の科目だけ

アメリカの大学が編入単位として認めるのは、原則としてC以上の成績を修めた科目です。ただし科目によってはB以上の成績が求められます。たとえば編入先の大学で経済学を専攻する場合、その基礎となる微分積分の科目についてはB以上のものに限って単位を認める、といったことがあります。

Dについては、その大学の卒業単位としてはカウントされますが、編入先の大学には認められません。Fともなると、編入単位としては認められないことはもちろん、卒業単位としても認められません。

アメリカのコミュニティ・カレッジに留学して、さらに四年制大学への編入を考えている人は、このGPAの重要性をくれぐれも忘れずに、コミュニティ・カレッジでできるだけよい成績を修めるようにしましょう。GPAが3.5以上であれば、それなりにレベルの高い大学を狙えますし、奨学金を得られるチャンスもあります。反対に、2学期続けてGPAが2.0を切ってしまうと、あっけなく退学になってしまいます。編入先の選択肢をあまり狭めないためにも、できれば3.0以上のGPAをめざすようにするといいでしょう。

留学中によい成績をキープするために

コミュニティ・カレッジから四年制大学への編入をめざす場合、なによりも大切なことは、コミュニティ・カレッジ在学中にできるだけよい成績を修めることです。成績がよければ、それだけ進学先の選択肢も広がりますし、場合によっては奨学金を得られる可能性もあります。

よい成績をキープするためのポイントは、できるだけ日本にいる間に、留学生活の予行演習をしておくことです。コミュニティ・カレッジで履修する科目をあらかじめ想定して、それぞれの科目でどのような内容を学ぶのか、どのような課題が問われるのか、といったことを留学する「前」に知っておけば、迷わず落ち着いて勉強に励むことができます。

個々のコミュニティ・カレッジのWEBサイトに掲載されているアカデミック・カタログ(Academic Catalog、Bulletin)を読むと、

  • ・入学から卒業までのカリキュラム例
  • ・必修科目
  • ・卒業要件
  • ・個々の科目の概要
  • ・成績評価
  • ・退学の条件
などがわかります。このカタログをしっかり読み込んだうえで、自分が2年間に履修するだろうカリキュラムのイメージをつくり、それぞれの科目で学ぶ内容に日本語でもよいので親しんでおけば、実際に留学して授業に臨んだ際に、理解もしやすくなります。「日本での予習」が、アメリカに留学してよい成績を修めるための最大のキーポイントになるのです。

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