これからピークを迎える アメリカの大学の出願シーズン

みなさんこんにちは! 「アメリカ留学ラボ」のカイトです。
このラボでは、アメリカ留学の夢をかなえたい! という人のために、留学に役立つノウハウや最新のニュースをお届けしています!

今回は、これからピークを迎える、アメリカの大学の出願についてお話しします。



えっ? 元旦が出願期限!?

年の瀬のあわただしいこのごろ――日本の受験生たちは、入試に向けてラストスパートをかける季節です。年末年始をまたいだ合宿が、あちこちの塾や予備校で実施されています。すべての受験生にサクラサク春が訪れますように……。

じつはこの時期、アメリカの大学に留学しようという人たちも、出願に向けて大詰めの準備に追われています。

アメリカの大学の新年度は9月に始まります。いま出願に向けておおわらわな人たちも、来年の9月に入学する人たちです。

この、9月入学に向けた出願のピークが、1月~3月なのです。

大学によって異なりますが、1月1日、1月15日、2月1日、2月15日あたりを期限としている大学がたくさんあります。これ以降も、3月1日、3月15日、4月1日と出願期限の波があります。

合格がわかるのは、3〜5月くらいです。5月1日までには入学の意思を大学に伝えることになるでしょう。


大学によって出願期限はまちまち




出願期限が早い大学

競争率が高い大学ほど、出願期限が早い傾向にあります。ハーバード大学やブラウン大学、スタンフォード大学などは、1月1日が期限です。

名門大学に留学したい! という人にとっては、元旦の1月1日が大きなヤマ場になるわけです。

大学によっては、もっと早く出願を締め切ってしまいます。

アメリカで最も早く出願期限を設けている大学が、カリフォルニア大学(University of California)の各キャンパス。なんと11月30日です。UCLAやUCバークレーなどは、日本人にとても人気のある大学ですが、よほど早いうちから準備しないと、間に合いません。


出願期限が遅い大学

一方で、3月以降を期限としている大学も少なくありません。3月くらいでしたら、出願するのに「遅すぎる」ということもないでしょう。

期限を設けず定員になるまで出願を受け入れる大学もけっこうあります。この受入方法を、rollingといいます。

コミュニティ・カレッジ(二年制の公立大学)はだいたいrollingです。入学の直前まで願書を受け付けてくれる場合もめずらしくありません。


ほかにも、アメリカの大学には、「合格したら必ずその大学に入学する」という約束のもとに出願する“Early Decision”や、その約束を交わさない“Early Action”といった、いわゆる「単願」とか「先願」の出願システムもあります。


アメリカの大学の出願が早いワケ




9月に入学するのに、出願ピークが1~3月というのは、ずいぶん早いと思いませんか? じつは、これには理由があります。

アメリカの大学には、日本の大学のような一斉の入学試験がありません。

大学ごとに決められた出願期限(Application Deadline)に合わせて、
・願書
・成績証明書
・エッセー(作文)
・推薦状
・奨学金申請書
といった、さまざまな書類を提出して、審査を受けることになります。

大学によっては、書類に加えて、面接も行います。

このようにしてアメリカの大学は、一人ひとりの出願者について、さまざまな角度から、ていねいに検討を重ねて審査します。

したがって合否の判定にとても時間がかかるのです。これが、アメリカの大学の出願時期が「早い」ことの大きな理由です。

一人ひとりの出願者について、さまざまな角度から評価して、時間をかけて審査するわけですから、それだけフェアで、実力にふさわしい結果が出ることになります。早いのはそれなりに意味があるということですね。


早めの留学準備をこころがけよう




大学のほうが、そうやって時間をかけて一人ひとりの出願者を審査するわけですから、出願するほうも、一つひとつの出願書類をていねいに作成することが大切です。

いわゆる「入試」がないアメリカの大学では、エッセーや推薦状といったさまざまな書類によって、いかに自己アピールするか、ということが、合否のカギを握ります。

この書類作成には、それなりの時間がかかります。

たとえばエッセーは、テーマを決めて構成を考え、下書きをして書き直しを重ねるというプロセスを踏むことになります。今日に思いついて明日に仕上げられるといったものではありません。数週間から数か月という作業時間が見込まれます。

エッセーは、大学に自分の魅力を伝える強力なツールになります。合格だけでなく奨学金獲得のためにも、とても大切な書類です。決しておろそかにはできません。

レベルが高い大学、つまり出願期限が早い大学ほど、複数のエッセーの提出を求めていたりしますので、それだけ準備に時間がかかります。スタンフォードでは、7つものエッセーの課題が与えられます。

日本の大学の受験勉強もたいへんですが、試験のないアメリカの大学への出願も、相当なエネルギーと時間がかかるのです。


「アメリカ大学ランキング」を運営している栄 陽子留学研究所では、1月が期限の出願に向けた大詰めの作業で、目が回るように忙しい日々が続いています。書類の不備やミスがあってはならないのはもちろんですが、より合格をかなえるための書類づくりをめざして、未来の留学生たちとカウンセラーたちが力を合わせて奮闘中です! いい結果が届きますように!!

2016年の「アメリカ留学ラボ」は、この記事が最終回です。2017年も、引き続きご愛読ください。

よいお年を!!
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