アメリカ留学を映画で予習! エリート大学を渡り歩く 『ビューティフル・マインド』
みなさんこんにちは! アメリカ留学ラボのカイトです。ちょっとご無沙汰していました。今回は、「アメリカ留学を映画で予習する」シリーズとして、『ビューティフル・マインド』(2001年)という映画をご紹介します。アカデミー賞を4部門で受賞したヒューマンドラマです。
幕開けはプリンストン大学のキャンパスで
映画は、プリンストン大学のキャンパスにおけるパーティのシーンで幕を開けます。プリンストンといえば、アメリカの名門私立大学8校から成る「アイビーリーグ」の1校ですから、登場人物はかなりのエリートたちということになります。彼らの会話や状況から、いくつかのことがわかります。たとえば、
・このパーティが大学院生の入学時における交流会のようなものであること
・彼らはすでに論文を発表しているので、おそらく博士課程の学生であること
・彼らの専門が数学であること
・主人公がジョン・ナッシュという名前であること
・ナッシュは並外れた直観力をもっていること
などです。
学生たちがすべて男性であることにも気づかされますが、プリンストン大学が共学になったのは1968年のこと。一方で、このオープニングの場面は1947年と設定されていますので、このときはまだ男子大だったようですね。
実在の人物を描いた映画としては?
数学や経済学に関心がある人は、ジョン・ナッシュという名前をご存知かもしれません。彼は実在した数学学者で、1994年にノーベル経済学賞を受賞しています。したがってこの映画は「伝記映画」として位置づけられますが、その割にはあまりにもフィクションの部分が大きいことが、批判の種になっています。それはともかく、ナッシュはプリンストンの大学院生として寮生活を送ります。アメリカの大学生は寮に住むのが原則ですが、ナッシュの部屋は二人部屋としてもずいぶん大きいようです。当時のエリートへの待遇と期待を垣間見るようですね。
いわゆる「天才肌」のナッシュは授業に出ることもなく、図書館にこもって独学に励みます。そのせいで、教授からその才能を認められません。アメリカでは博士課程の学生であっても、とくに数学などの学術的な分野では、授業に出席してテストを受け、論文を出して単位を取得しなければなりません。そのことがきちんと描かれています。
舞台はマサチューセッツ工科大学へ
ナッシュはしかし、ゲーム理論についての卓抜な論文が教授に評価され、マサチューセッツ工科大学(MIT)のウィーラー研究所に推薦され、研究職を得ます。エリートの中でもエリートの者だけがウィーラー研究所に行けると描かれていますので、ナッシュもこの時点では成功者です。ところが、じつはこのウィーラー研究所の一部は国防省の管轄にあり、ナッシュに託された仕事の内容というのが、ソ連(当時)の暗号を解くというものでした。この辺りから映画は大きな展開を見せ始めます。
さて、史実的に見ると、ナッシュがMITで研究に取り組んだのは事実ですが、ウィーラー研究所なるものは実在しません。したがってこの部分はフィクションです。このフィクションの意味が何なのか、それは映画の根幹に触れることです(つまりネタバレになります)ので、伏せておきましょう。
ともかく映画の舞台はプリンストンからMITに移ります。このMITで、ナッシュは研究のかたわら、授業を受け持つことになります。この授業には、男子に混じってごくわずかですが女子も参加しています。そこで出会った女子学生と結ばれ、二人は結婚します。
そしてハーバード大学へと・・・
ある日、ナッシュはハーバード大学で講演を行います。ハーバードが、この映画で描かれる三つ目の大学ということですね。この講演中の出来事をきっかけに、映画はさらに急展開しますが、やはりネタバレになりますので、内容は述べないでおきましょう。再びプリンストン大学に戻り大団円
ナッシュはやがてプリンストンに戻ります。そこで研究をしたり講義をしたりして、落ち着いた生活を送っているところで、ノーベル賞の話が飛び込んできて、ハッピーエンドで映画は幕を閉じます。映画のストーリーはドンデン返しがあったり、入れ子構造になっていたりして、ほとんどご紹介することができませんでしたが、舞台としてはプリンストン→MIT→ハーバード→プリンストンというように、つねに大学が描かれています。主眼はナッシュ個人の数奇な人生にあるわけですが、『ビューティフル・マインド』は立派に「キャンパスムービー」と呼べる映画です。
プリンストン、MIT、ハーバードいずれも世界的な名声を馳せる名門大学ばかりです。とくに繰り返し描かれるプリンストンのキャンパスには、知的な佇まいが満ちています。この大学のシーンは、実際のプリンストン大学で撮影されたとのこと。
プリンストン大学は、昔から日本の留学生たちがたくさん学んできた大学でもあります。彼らはプリンストンで学んだことを糧に、各界のリーダーとして活躍してきましたし、いまでも世界を舞台に活躍しています。ヘボン式ローマ字で知られるヘボン博士が、自身が卒業したプリンストン大学に範をとって明治学院大学(当初はヘボン塾)を創設したことはよく知られています。
超難関には違いありませんが、世界中のエリートたちと切磋琢磨しながら新たな可能性を切り開いていきたいという意欲のある人には、アメリカ留学の進学先としてとても魅力的な大学であるといえるでしょう。我こそは、という人はぜひチャレンジしてみてください!
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投稿日:2015年12月23日(Wed)
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