3日で内定! 私のボストン・キャリアフォーラム体験
就活と婚活が同時にできそうなボストン・キャリアフォーラム(ボスキャリ)から帰ってきたまなみです。2年ぶりに参加しましたが、熱量、規模、スケジュールすべてにおいて刺激的だったと思います。また、ボストンを歩いていると日本人ばかり見かけて、「ここは日本?」と錯覚を起こしそうでした。
今回は、私のボスキャリの歩きかたを紹介します。「まだ就職は関係ないや」と思っているかたも、ぜひ参考にしてみてください!
早めが肝心! 飛行機&宿泊先の手配
ボスキャリでは3日で内定をもらえると思っているかたも多いと思いますが、これは事前にしっかり準備を行った人に限ります。当たり前ですが、フラっと会場に立ち寄っても内定はもらえません。当日、効率的に動くためにも事前にやるべきことを把握し、それらを着実にこなす必要があります。
まずすべきことは交通手段と宿泊場所の確保です。
とくに、飛行機に乗る必要があるかたは早めに予約しましょう。ボスキャリの時期は、航空会社を疑いたくなるほど予約がすぐに埋まります。
また乗り換えの回数が増えると、遅延やスーツケースの紛失など心配事が増えるので、直行便がオススメです。とはいうものの、私の大学のように大学がど田舎にあると直行便はなかなかないので諦めましょう(笑)。
また、多くのボストンのホテルがここぞとばかりに値段を上げてきます。「やってくれたな」と思いながらも、ひたすら自分を信じて探すしかありません。
今回、私はボスキャリの会場から歩いて10分ほどの場所にあるホテルに泊まりました。この選択は大・大・大正解でした。面接と面接の間に、パッと部屋に戻り30分だけでも過ごすだけでとてもリラックスできました。
会場では1人になれる場所がありません。集中して企業のことを調べたい、これ以上人を見たくない、面接がうまくいかなくて泣きたい、そんなときのために、会場の近くのホテルをぜひ調べてみてください。
もちろんAirbnbという選択肢もありますが、私の友だちに聞くと知らない人とベッドを共有する必要があったなどのトラブルもあるようですので、個人的にはボスキャリには向いていないと思います。
興味がある企業には事前に応募しておこう
ボスキャリの会場では、その場で履歴書を提出して面接をするwalk-in という方式が、あるにはあります。
でも、応募者が多くて面接のスロットの空きがなかったり、そもそもwalk-inを受け付けていない企業もあります。
またwalk-inの場合、事前にエッセーやビデオでのアピールができないので、履歴書だけ評価が下されてしまう可能性もあります。履歴書でスクリーニングされる場合は、いわゆる名門大学の学生や、過去に有名企業でインターンをしたことがある学生が優先される傾向にあるようです。
私が留学している大学は、アメリカの人でも知らないような小規模な大学なので、履歴書だけでスクリーニングをする企業は残念ながら1社も面接に呼んでもらえませんでした。Walk-inだけで内定をもらうのはかなりむずかしいというのが正直な印象です。
したがって、事前に応募して面接のスロットを確保しておくことをオススメします。
この応募のプロセスは企業によって大きく違います。
オンラインでの面接やテストを2、3回行う場合もあれば、履歴書だけを送って忘れた頃に、一次選考の結果が送られてくる場合もあります。
私は秋学期が始まるタイミングからある程度の数の企業に応募していたので、毎朝起きたらメールをチェックしていました。アメリカの大学に出願したときのことを思い出して、とても懐かしく感じました。
ボスキャリ当日の流れ
事前の準備に追われているうちに、当日があっという間にやってきます。この週末はとにかく日本語と英語を話し続けることになると思うので、覚悟をしておいてください(笑)。
ボスキャリの実施日は金・土・日曜日ですが、可能であれば木曜日にはボストンに着いておくといいでしょう。木曜日に選考会やディナーを予定している企業もあるからです。また、会場の場所を確認しておけば、当日の朝スムーズに動けます。
9時の開場時間には長蛇の列ができます。絶対にwalk-inをしたい企業がある、または朝早いセミナーに参加したい、そんな場合は1時間前には並んでおくと安心です。
そうでなければ、あまり朝早く行きすぎても面接までに疲れてしまうと思うので、行列が落ち着いてから会場入りしてもいいと思います。
ボスキャリ当日、私はこう動いた!
木曜日
お昼過ぎにボストンにつき、15時から選考会に参加しました。その後、ホテルにチェックインして、1人で夜ご飯を食べながらwalk-inしたい企業のリストをつくったり、面接する企業の情報を再度確認したりしました。
ちなみに、この日に受けた企業への志望順位が高かったのですが夜中に「不合格」の連絡が来て、精神的にやられました(笑)。
金曜日
9時30分頃に会場に行き、複数の企業にwalk-inの履歴書を提出しました。事前に予約していた面接が14時にあったので、それまでは興味がある企業のブースでお話を聞いていました。
面接ではその場で通過の連絡をいただき、夕方に二次面接を行いました。その後walk-inでもう1社と面接を行い、夜は19時から事前に連絡をいただいていた企業のディナーに参加しました。
ホテルに戻ってきたのは23時頃です。
土曜日
10時30分から昨日のディナーに招待してくださった企業の面接が入っていたので、10時頃に会場入りしました。この面接では自分の素を出して楽しく会話ができたと感じたので、朝から気持ちがよかったです。
その後、walk-inの面接の予約を2つ入れ、1度休憩のためにホテルに戻りました。寝そうになりながらも、企業からいただいたパンフレットを読んで過ごしました。その後の面接で通過の連絡をいただいたので、夕方には2回目の面接を行い、その場でディナーに招待していただきました。
もちろん、walk-inを続けてもよかったのですが、「もう人を見たくない」と思ったのでディナーまではホテルで過ごしました。
日曜日
日曜日にwalk-inをしている企業は少ないと聞いていたので、私は朝一番の便でバージニアに戻りました。
まとめ
私が先輩にもらったアドバイスで、今回とても役に立ったものがあります。それは「志望順位を決めない」です。
ボスキャリでは1日にたくさんの面接を受けることになります。志望順位が高い企業の面接の不合格がわかると、次の企業との面接までに気持ちを切り替える時間がありません。
私は木曜日に面接した企業の志望順位が高く、夜中に不合格の連絡をもらったときは精神的にきつかったです。
逆に、「絶対にここで働きたい」というメラメラした気持ちがないほうが個人的には面接で素を出せたと感じます。もちろん、優先順位をつけたくなる気持ちもわかります。でもボスキャリ(就活)はマッチングの場です。自分以上でも以下でもない、ありのままの自分を出し切ってください。
投稿日:2020年04月14日(Tue)
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