留学するなら知っておきたい! 留学中のインターンシップ

海外大学生向けの就活イベントで出会う学生に自己紹介をした際、私の大学を知っている人が未だにいないことが嬉しいまなみです。できるだけ知名度が低い大学に行きたいと思っていたので、理想通りです。

最近は企業のイベントに参加するための書類を記入することが多く、「在学中の大学」を選択するのですが、たくさんの大学が選択肢にあるのに、私の大学はありません。“Other”を選ぶたびに、「ですよねー」「よかった」と言いたくなります(笑)。

さて私は現在、東京でインターンをしています。PRや翻訳の仕事がメインですが、日常的に他の部署から仕事をお願いしてもらえる環境がとても好きです。来月からは社長さんの秘書のような形でプレゼンテーションのお手伝いをするので、いまからワクワクしています。

最近では、日本でもバイトではなくインターンを選ぶ学生が増えてきているように感じます。就職のため、お金のため、経験のため、と人によって理由はさまざまでしょう。

今回は、インターンシップについて、私の経験や考えを述べたいと思います。


もくじ
1.アメリカ留学中だけど、東京で3か月のインターン!
 1-1.留学4年目で初めてのインターン
 1-2.インターン先を決めた理由
 1-3. 初めてのインターンでPRの統括!?
2.インターンシップの応募はできるだけ早く!
3.そもそもインターンシップに参加すべきなのか?
 3-1.インターンシップは就職に有利?
 3-2.インターンシップは話題づくりと自己分析のチャンス
4.まとめ

1.アメリカ留学中だけど、東京で3か月のインターン!



みなさんは夏休みをどのように過ごしますか?

私は高校生の頃は夏休みも講習があり、「休みの意味わかってる?」と聞きたくなるような日々を過ごしていました。

でもアメリカの大学は「勉強するときは勉強する」「遊ぶときは遊ぶ」とはっきりしています。夏休みは勉強のことを心配する必要がありません。しかも3か月から3か月半という長期間です。全力で旅行、バイト、ボランティア、インターンなどに打ち込めます。

1-1.留学4年目で初めてのインターン



私はこの9月からアメリカの大学4年生になりますが、じつはいままでインターンをしたことがありませんでした。その理由は大きく2つあります。

1つめは、周りの環境です。私の実家は福岡にあり、日本に帰るたびに福岡で過ごしていました。インターンをしている人が周りにいなかったので、長い休みに「インターン」という選択肢を意識したことがなかったのです。

2つめは、夏休みごとにテーマを決めていたからです。長い夏休みをなんとなく過ごしてしまわないように、毎年違うことに取り組んでいました。

たとえば、初めての夏休みは
自分の経験をコミュニティに還元する
お金をもらう体験をする

というテーマを決めていたので、サマースクールの運営をしながら福岡でアルバイトをしました。

2年めのテーマは、
自分の大学以外の学生と会う
シアターのスキルを上げる

だったので、コミュニティ・カレッジ(二年制の公立大学)で行われたミュージカルに参加しながらダンスのレッスンに週に4回通っていました。

そして今年は4年生になるので、「会社で働く経験をする」というテーマを決めて、インターンを探し始めたというわけです。

1-2.インターン先を決めた理由



私は現在、ベンチャー会社でインバウンド事業にかかわっています。この会社を選んだ理由は3つあります。

1つめは、多くの学びを得る環境があったからです。社長さんの年齢が近く、とても話しやすいかただったので、会話を通じて多くのことを学びたいと思いました。

次に、英語が公用語だったからです。アメリカの大学ではシアターを副専攻として学んでいる私は、来学期もシアターのオーディションに合格するために、夏休みも英語を話し続ける必要があると感じていました。英語力をキープ、または向上させるために、日頃から英語に触れる環境で3か月過ごしたいと思ったのです。

3つめ、そして1番大きな理由が、前の学期に学んだ観光学を生かせるインターンだったからです。

1-3. 初めてのインターンでPRの統括!?





インターンシップが始まると、初日から広報で使うビデオの字幕をお願いされました。1週間ほどたったある日、社長さんから言われたのは「それが終わったら、PRお願い!」でした。

「はい」と元気よく答えたものの、私はPRのことなど何も知りません(笑)。それでも、社長さんに教わりながら、1つひとつのタスクをこなしていきました。

会場選びから始まり、リリースする記事をつくったり、さまざまな企業や出版社にできあがったプレスリリースを送ったり、当日の全員の動きを確認したりと、本当にすべてを任せてもらいました。

2.インターンシップの応募はできるだけ早く!





留学中のインターンについてワクワクしているそこのアナタ! ここで1つ残念なお知らせがあります。

それは「留学生は、半年以上の長期インターンに参加するのはむずかしい」ということです。もちろん、休学して1年ほどのインターンに参加する人、遠隔でもできるインターンを見つける人、海外のインターンに参加する人もいます。

しかし、やはり卒業のタイミング、コミット量、ビザの問題などで、夏休みなど長期の休みの間に日本国内のインターンに参加している留学生が多いようです。

長期とはいえ、3〜4か月しかありません。したがって、夏休みが始まってからインターン先を探したり応募したりするのでは遅すぎます。

私の場合、前の学期はSemester at Seaという1学期を船の上で過ごすプログラムに参加していてWiFiがあまり使えなかったので、船を降りてからインターンのことを本格的に調べ始めました。

でも、応募しても返信が来なかったり、そもそも締め切りが過ぎているものも多く、とても苦労しました。インターンネットが使える人(つまり、この記事を読めているかた全員(笑))は、できるだけ早く行動を始めることをオススメします。

3.そもそもインターンシップに参加すべきなのか?



アメリカの大学によっては、インターンシップへの参加が卒業要件の1つになっています。また専攻によっても、インターンシップを必須としている場合があります。

一方で、インターンへの参加は任意である場合も少なくありません。では、そもそもインターンシップに参加すべきなのでしょうか?

3-1.インターンシップは就職に有利?



留学中の学生だけでなく、日本の大学生も、インターンシップへの関心は高いようです。

就活のことを考えて、複数のインターンを経験している知り合いもいて、そこまで考えていなかった私はいまになって「みんなすごいな」と尊敬しています。インターンシップの経験がないことで、就活がみんなよりも遅れてスタートしたと感じたこともありました(ただ日本のインターンシップは職場見学に終わることも多くて、アメリカの大学のようにガッツリ働くというケースは少ないようです)。

でも、最近は考えが変わっています。もちろん、履歴書に書くためにインターンシップに参加するのもいい作戦です。では、インターン以外のボランディアやアルバイトの実績は評価されないのでしょうか?

結論からいうと、その活動がインターンであれボランティアであれバイトであれ、

その経験から何を学んだのか
何を成し遂げたのか
どんな困難に直面したのか
その経験から見出された自分の価値とは何なのか
次にどんな経験に繋げたいのか

こういった内容のほうが大事だと思います。

インターンシップでは、社会の一員としての自分に出会うことができます。自分の希少価値や社会に与えられる付加価値を計ることができるという点において、ボランティアやアルバイトよりも就活のためにはなるかもしれません。だからといってボランティアとアルバイトよりも有利だとは一概には言えません。

3-2.インターンシップは話題づくりと自己分析のチャンス





私は旅行が好きです。旅行は人間としての魅力を高めてくれると思います。私にとって人間としての魅力がある人は話がおもしろい人です。一緒にいて多くの学びがあり、自分とはまったく違う経験について語れる人がとても魅力的だと思います。

だから、旅行に行く際はたくさんのエピソードをつくって帰るようにしています。芸人さんがテレビやラジオで語るエピソードを意識しながら生活している、これと同じです。

そして、いままでと違うコミュニティを訪れると、自分について考える時間ができます。話題をつくり、自分について知ることができるのが旅の醍醐味です。

これはインターンシップにも通じると思います。インターン生として、新たな環境に入り、ひたすら行動し続けると、いままでとは違うエピソードをつくることができます。そして、挑戦し続けると自分の新たな一面を知ることがあります。

インターンシップは、新たなエピソードと自己発見に価値があると思います。話題づくりと自己分析の機会を与えてくれます。逆にいうと、それらができるのであればインターンにこだわる必要はないようにも感じます。

4.まとめ



インターンシップにはたくさんの種類があります。1日だけの体験型や、3か月ほど社員さんと同じ環境で働くプログラムなどもあり、迷う人も多いと思います。

正解はないので、自分がかかわりたい、体験したい、という業種やフィールドがあれば挑戦してみてくだい。

個人的には「どのような人に囲まれて仕事をしたいか」を考えることは重要だと思うので、現在のインターンを通して自分にとってベストな環境とは何か、考えを巡らせています。


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