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大学の種類

総合大学

Universityと呼ばれる総合大学は、専門性の高い研究や大学院教育に力を入れており、日本の「学部」にあたる、いくつかの「カレッジ」から成り立っています。スクールとカレッジの集合体が「総合大学」です。そのため、専攻が多様で、その中のカリキュラムも多様です。より専門的・実践的な教育に重点を置いているのが大きな特徴です。

総合大学には私立と州立があり、私立総合大学の多くは、もともとリベラルアーツ・カレッジであったのがいろいろな学部を加えて大きくなったものです。また、アメリカの大学のはじまりは私立大学からでしたので、私立大学のほうが歴史と伝統が長く、現在でも良質の大学は私立大学に多いのが特徴です。州立大学は基本的にその州の税金で運営されていますから、州の住民に大学教育をするのが目的の1つです。レベルはさまざまで、その州でトップクラスの学生を集める大学もあれば、望めば誰でも受け入れる大学もあります。授業料もその州の住民には安く、州外の学生にはその数倍というかなり割高に設定されています。


リベラルアーツ・カレッジ


リベラルアーツ・カレッジ(Liberal Arts College)と呼ばれる大学はアメリカ全土に600ほどあり、学生数は500から3,000人くらいの小規模な大学で、約90%が私立です。レベルはハーバード大学に匹敵するものから、ごく普通のレベルのものまであり、いずれも研究より「全人教育」に力を入れています。ほとんどは寮制で、大自然に囲まれた場所にキャンパスがあり、クラスは少人数制のアットホームな雰囲気で、留学生が落ち着いて勉強に専念するのにはとても適したタイプの大学です。

リベラルアーツ・カレッジは、全人教育をするという理念のもと、さまざまな教養を身につけた知識人、社会のリーダーを養成することを目的としています。学生一人ひとりの自由な探究心を広げ、可能性を引き出しながら全人的な教育をするのがリベラルアーツ教育の特徴で、これはアメリカ大学教育の中核をなしています。専門性の高い研究よりも、幅広くいろいろなことにチャレンジしなさいという教育です。


芸術大学


アメリカにも日本の美大や音大と同じような芸術の専門大学があります。小さいころから絵を描いたり、ピアノを弾いたりしてきた個性の強い人たちが集まります。入学審査を受けるときは日本の芸大と同じく、美術系の大学にはポートフォリオと呼ばれる作品集を提出しなければなりませんし、音楽系や演劇系の大学ではオーディションを受けなければなりません。また、美術全般とか音楽全般とかというのではなく、グラフィックデザインやバイオリンなど、ある1つの分野を選んで入学審査を受け、その分野を専攻することになります。

ニューヨークにある美術系の大学は、Pratt Institute、Parsons School of Design、School of Visual Artsなどが有名です。また、Fashion Institute of Technologyというファッション専門の大学もあり、世界中から学生を集めています。音楽系ではニューヨークのThe Julliard School, Manhattan School of Musicなどが有名です。ボストンにも有名な大学があり、中でもBerklee College of Musicという大学はジャズが専攻できる大学として有名で、日本からもかなり多くの人が留学しています。このような芸術系の大学は都会に多く、寮の設備も必ずしも完備されていませんので、英語力も十分でなく外国生活が少ない留学生にとっては、ハードな生活を強いられること少なくありません。

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